テントのリーダー・役所広司“ベキ”の壮絶な半生とテントが生まれた経緯が明らかに<VIVANT>

2023/09/11 15:14 配信

ドラマ レビュー

「VIVANT」第9話より(C)TBS

堺雅人主演の日曜劇場「VIVANT」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第9話「激動の最終回前SP〜真実への反撃開始!」が、9月10日に放送された。謎の組織“テント”のリーダー、ノゴーン・ベキ(役所広司)の半生とテントの目的が明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)

完全オリジナルのアドベンチャードラマ


同ドラマは、福澤克雄氏が原作・演出を手掛ける、完全オリジナルの“アドベンチャードラマ”。主演を務める堺、役所の他、阿部寛二階堂ふみ二宮和也松坂桃李といった“全員主役級”の主要キャストが出演。

また、林遣都が乃木憂助(堺)の父、ノゴーン・ベキこと乃木卓の若い頃を演じているほか、竜星涼迫田孝也林遣都高梨臨檀れい濱田岳坂東彌十郎小日向文世キムラ緑子や、映画「スパイダーマン」シリーズで知られるハリウッド俳優のMartin Starr(マーティン・スター)といったキャストが集結している。

乃木「テントのこれまでの歴史を教えていただけないでしょうか」


前回、憂助(堺)のこれまでが明らかになったが、今回は父親であるノゴーン・ベキ(役所)の壮絶な半生が明かされた。

乃木は、ベキ、ノコル(二宮)、バトラカ(林泰文)、ピヨ(吉原光夫)との食事中に「僕はたった数日間テントのために力を尽くしたに過ぎず、皆さんの積年の歩みを知りません。僕は長い間、あなた方と一緒に過ごすことができませんでした。これから本当の家族となりお二人をお支えしていくためにも、テントのこれまでの歴史を教えていただけないでしょうか」とお願いをした。

ベキは「そうだな。ノコルにも私と出会った時の話はしてなかったな。いいだろう。互いを知るのにいい機会だ」と言って、自身の半生を振り返った。

父・乃木卓(林)は島根で生まれ、警察官になり、明美(高梨)と出会い結婚した。そして、公安部外事課に配属され、任務でバルカ共和国に渡った。異なる宗教を信仰する4つの民族が住むバルカで、当時、情勢が悪化し、内乱が起こる可能性があった。

バルカに行くことを決めた時に、妻・明美には諜報員であることと任務でバルカに行くことを伝えた。危険を承知で一緒にバルカにやってきた明美は卓を支え、卓は農業使節団として荒地を畑にする事業に勤しんだ。2年がたち、それが成功し、卓は緑の魔術師という意味の“ノゴーン・ベキ”と呼ばれるようになった。

その頃、息子・憂助が生まれた。

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