妻・明美との約束で息子・憂助を探すベキ
憂助が3歳になった頃、バルカの情勢はさらに悪化し、スパイ活動をしていることがバレてしまい、親子3人で逃げることを決意。公安の仲間に連絡し、ヘリで救助を求めたが、ヘリは彼らを見捨て引き返してしまい、武装勢力に囚われてしまう。
憂助はさらわれ、明美は拷問にかけられ命を落としてしまった。ベキも銃で撃たれてしまうが、当時、武装勢力にいた17歳のバトラカが、卓をかわいそうに思い、治療をして、卓の命を救った。
憂助を探すことを明美と約束した卓は、必死で探し回ったがなかなか見つからず。探し続けて4年、ようやく日本人の子供がいたという情報を得たが、その子は1カ月前に亡くなったばかりだった。
テントの名の由来は「家族や仲間が集まる。大切な人たちが集まる場所」
気力を失い、死人同然のベキ。そんな時に出会ったのが身寄りをなくしたノコルだった。生まれたばかりのノコルを抱き上げた時、息子・憂助の姿と重なり、「この子を命に換えても守ると決め、ノコルの父親となった」とその時の思いを語っている。
それからベキはバトラカと力を合わせ、武装化した。ベキの銃の腕前、そして銃の名手・ピヨが加わったことで、周囲に評判が広がり、近くの村から護衛の依頼が来るようになった。その頃にベキは、本作の1話で乃木を助けたアディエルとも出会った。
後に、アディエルが結婚した時、ベキは自分が住んでいた家をプレゼントした。つまり、乃木がアディエルに助けられて看病してもらった家は、乃木の生まれた家だったのだ。
「アディエルのような孤児はいっぱいいた。子供たちの未来を守る。それが私の使命だと感じた」と、テントが生まれたきっかけとなったことを話し、「キャンプする時にテントを張るだろ。そこには家族や仲間が集まる。大切な人たちが集まる場所。そんなところにしたかった」と“テント”の名の由来も明かした。
“テント”はテロ集団として生まれたわけではなく、孤児たちを助けるために生まれた。ベキの半生が明らかになったことで、SNSでは、最終回前にして「見ごたえがすごかった」「改めて色々考えさせられた」「次回で本当に終わり?どう終わるのかまったく予想できない」といった視聴者からのさまざまな声が寄せられていた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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