松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45、NHK総合ほか)の第36回「於愛日記」が9月24日に放送された。古沢良太が脚本を務める同ドラマは、誰もが知る徳川家康の人生を新たな視点で描く、一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。
WEBザテレビジョンでは、同ドラマで家康(松本)の側室・於愛の方を演じた広瀬アリスにインタビュー。於愛の方を演じ切った感想や、座長・松本の魅力や松本演じる家康の印象などを語ってもらった。
――於愛の方を演じ終えた感想をお聞かせください。
撮影の期間的はそんなに長くなかったので、あっという間だったなと感じています。その中で、於愛を演じるにあたって役作りのためにいろいろ調べて、たくさん稽古もしながら役に染まっていく過程がとても楽しかったですし、自分自身も撮影中、於愛の明るさに救われました。
――具体的にどのように於愛の方についてお調べになられましたか?
まずは“ネット”から始まり、スタッフさんからいただいた資料などを参考にしていました。最初に殿(家康)が、本読みに付き合ってくださって。それも「途中から作品に入るって難しいことだから、本読みしておいた方が楽じゃないですか?」と殿の方からお声がけいただきました。なので、資料と実際の撮影を通して、少しずつイメージを膨らませていったという感覚です。
――於愛の方の印象はいかがですか?
とても愛にあふれた方だなと思います。人に愛をたくさん与えるからこそ、人にも愛されているのだと。若くして側室になってお方様として殿を支えていて、もしもっと長生きしていたら、(有村架純演じる家康の正室の)瀬名さんすらも超える方になっていたのかなと感じました。もっと歳を取った於愛の姿を見たかったなと思います。
――於愛の方を演じる上で意識した部分や工夫した部分はありますか?
第36回で於愛の過去が描かれるので、大らかな姿や優しい、明るいという部分がその伏線になればいいなと思って演じていた部分はありました。第36回についても台本を読んでから詳しく知りましたが、事前に於愛の過去を描く回がある、というのは聞いていたので、それまでは明るく太陽のような女性を演じられたらと思って撮影に臨みました。