出演作多数、杉咲花が今後出てみたいのは「ご飯に関する作品」 共演の永瀬廉・北村匠海の印象も語る<法廷遊戯>

2023/11/05 08:30 配信

映画 インタビュー

2人とも気を使わせないような穏やかさがある

映画「法廷遊戯」より(C)五十嵐律人/講談社 (C)2023「法廷遊戯」製作委員会


――今回清義演じる永瀬さんとは初めての共演でした。杉咲さんから見た永瀬さんは、どのような方ですか?

飄々とした印象があります。落ち着いていて、誰に対しても態度が変わらないですし、 なんというか、周りに気を使わせないやさしさのある方だなって。

――北村さんとは幼馴染のような関係性と以前おっしゃっていました。共演は2019年の映画「十二人の死にたい子どもたち」以来、4年ぶりの共演だったと思うのですが、いかがでしたか?

北村くんとは、今回は撮影日数が3日ほどだったのですが、いい意味で全然変わっていませんでした。そしてこれは永瀬くんにも感じることなのですが、いつ会ってもフラットで、忙しさを感じさせない、気を使わせない穏やかさが2人にはある気がします。それからお芝居をしていると、相手がどんな表情をして、 何を思っているのかを感じ取ろうとしてくれている雰囲気を感じて、信頼がありました。

――杉咲さんは今回の美鈴を演じるにあたって「緊張した」とコメント残されていたと思うのですが、 数々の作品に出演してもなお、不安やプレッシャーは感じるのでしょうか? また、杉咲さんなりのプレッシャーの乗り越え方を教えてください。

不安もプレッシャーも感じます。ですが、それと向き合って何か解決できるようなものではないと思っているので、「怖いな」と感じる気持ちは抱えながらも作品に入っていくことに集中しています。美鈴の場合は、とにかく清義の存在が彼女にとって大半を占めていて原動力になっていると感じたので、怖さもプレッシャーも、ある種エネルギーのかけらだと思うようにして、ぶつけていくような感覚でした。カメラの前で永瀬くんがどういう動きをするのかをとにかく捉えて、意識を向けるようにしていました。

杉咲花撮影=友野雄