今後は「ご飯に関する作品に出てみたい」
――「法廷遊戯」を含め、来年の2024年にかけて5本の映画が控えています。立て続けに、様々な役を演じる苦労もあるのでは?
私はどちらかというと作品にのめり込みやすいタイプだと思っているのですが、 だからこそ私生活とは違った時間として捉えていくことを意識しています。
――なにかの作品をきっかけに、距離感を意識するようになったのでしょうか?
「トイレのピエタ」という映画に出演した際に、家に帰っても役の心情が拭えない時間が続いて、家族や周りの人に心配や迷惑をかけてしまったんです。心の状態が演じる役に接近できたときほど自分はそういう状態になるんだということに気づいてから、少しずつ意識するようになりました。
――かなり多くの作品に出演している杉咲さんですが、今後チャレンジしてみたい役柄や作品などはありますか?
ご飯に関する作品に出てみたいです。人が何かを食べていたり、自分が食べるために料理をするのは、生きるという行為に直結することだと思うので、作品を通して深く向き合ってみたい思いがあります。
◆取材・文/WEBザテレビジョン編集部
撮影/友野雄
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