──ご自身もお子さんがいらっしゃいますが、谷田部家の子どもたちはどのように映りますか?
本当にいい子たちですよね。だって、学校から帰るとすぐに「お母ちゃん、手伝うね」って言うんですよ! 普通だったら、ランドセルを放って「お菓子は?」なのにね(笑)。
古谷一行さん演じるおじいちゃん・茂さんも一緒に住んでいますから、そういう影響もあるのかな。とてもうまくいっている家族だと思います。
──では、美代子にとって、みね子はどういう存在なのでしょうか?
美代子は、みね子を頼っているんですよね。本当は嫌なんですけど、切羽詰まった状況で、仕方なく東京に行かせているんです。(上京時の設定で)18歳の子が、働いてそのお金をほとんど仕送りにしちゃうわけですから…。もっと楽しんでほしいですよね。だから、みね子から恋人ができたという手紙をもらって、すっごく喜ぶんです。
──そんなみね子は、東京に行って変わったと思いますか?
思います! (6月9日、10日に放送された)お正月に帰省するシーンでも、みね子はちょっと都会っぽくなっていますよね。架純さんも、高校生役の時にあえて増やしていた体重を、また元に戻されたんだそうです。だから、顔の輪郭もシャープになっています。
この先もみね子が奥茨城村に帰ってくるシーンがあるんですけど、ハグをされたり去り際の後ろ姿を見た時に、「架純ちゃんもみね子も、成長したな!」と思ったんですよね。それを黒崎(博)監督に伝えた時に、監督が「それ、僕も思いました」って。
お芝居の中に、かなり“実感”があったんです。俳優をやっていてそうそう出合える瞬間ではないので、「ひよっこ」に出させていただいて良かったなと思いました。
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