そんなある日、カフェの片付けの手伝いで美己の帰りが遅くなる。松永は心配しながらも凌も一緒だろうと思っていたが、凌は大学の実習だった。
連絡がつかずに慌ててシェアハウスを飛び出した松永は、美己が男に連れ去られそうになっているところに遭遇。相手を一喝して追い払った。
「はぁ~、びびった~」とホッとする松永。その背中に恐怖と安堵(あんど)で美己が抱きつくと、「もう大丈夫だ」と振り返って頭をポンポンとした。
“保護者”としての責任感はもちろんだが、優しさと頼もしさマックスな松永。その中で美己の気持ちが自分に向かっていることに気付かない鈍感さと、気付かぬうちに自身の気持ちにブレーキをかけているような不器用さも垣間見えるからこそ、キュンとさせられた。
鈍感といえば、美己もだ。凌がシェアハウスに入居したのは「内見に来たとき、気になる子がいたんだ」と打ち明けたのに、それが自分とはつゆにも思わず猫のサバコだと勘違い。
鈍感同志な松永と美己、そして静かに美己に思いを寄せる凌の三角関係が動き出した。これから面白さが加速していくはずだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※高橋ひかるの「高」はハシゴダカが正式表記
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