岡田准一、彦根城での過酷な撮影で「ヘロヘロになっていました」

2017/08/16 05:15 配信

映画

子どもたちからの質問に答える平岳大(C)2017「関ヶ原」製作委員会

8月26日(土)より全国公開となる映画「関ヶ原」で主演を務める岡田准一平岳大が、岡田演じる石田三成の“お膝元”滋賀・彦根にて、小中学生(約85人)を前に特別課外授業イベントを行った。事前に本映画を見た小中学生は、2人の登場を知らされておらず、大歓声が起こった。

鳴りやまぬ歓声の中、岡田は「こんにちは! 皆さんの地元の名士・石田三成役の岡田准一です。この役を演じられてうれしく思っています」とあいさつし、平は「こんにちは! このおじさんが、どんな役を演じていたか、分かりますか?」と子どもたちに問うと、すぐさま「島左近!」という声が上がり、2人は驚きとともに感心していた。

子どもたちから「格好良かった」という感想の声が上がる中、岡田は撮影を振り返って「忘れられないのは、彦根城での撮影ですね。甲冑を詰めた箱を、スタッフさんが上まで運ぶのは大変だということで、僕らが30kgの甲冑を着けて上まで上がっていったんです。真夏だったこともあり、上に着く頃にはもうヘロヘロになっていました。当時は武将だと馬に乗って上がっていたんですけどね」と笑顔でエピソードを明かした。

そして、岡田と平に対して子どもたちからの質疑応答タイムに。

小学6年生・男の子からの「岡田さんは三成のどんなところが好きですか?」という問いに、岡田は「キミは、モテそうだねぇ」と返しつつ、「三成公は、真っすぐで子どもっぽくも見えるほど純粋で、誰かが支えたくなるような人なのかもしれません。そういう人間味のあるところが好きで、そんな魅力が皆さんにも伝わればうれしいです」と笑みを浮かべた。

また、中学1年生・女の子からは「私たちは、石田三成の人物像を漢字一文字で表し、私は『思』という字を考えました。岡田さんと平さんは、どんな漢字にしますか?」と聞かれ、岡田は「『義』の人かな。うーん。でも『思』っていいですね。映画を見て、その文字が思い浮かんだのだとしたら、すごくうれしい。人を思う、真っすぐな三成…僕も『思』でいこう!」と答え、平は「忠義の義…やっぱり、僕も『思』で!(笑)と2人そろって答え、会場に笑いが起きた。

そして、最後に「(8月)26日、公開されます。また、ぜひ劇場へ見に来てください」(平)、「皆さんは、石田三成のことを勉強されていると聞きました。歴史を知るということは、今の自分たちを知ることにつながっています。ぜひ、歴史を知って、身近な人とコミュニケーションを深めてほしいです。そして、三成の地元である滋賀から、関ヶ原を応援してくれたらうれしく思います」(岡田)とそれぞれあいさつし、イベントは終了した。

以前イベントで、「黒田官兵衛を演じていた時に、田中圭くん演じる三成とやり合っていたので、演じるに当たって、三成公に『嫌われてないかな』という思いがありました」と語っていた岡田。

もちろんそれは知る由もないが、少なくとも三成のお膝元で伸び伸び暮らす子どもたちの目には、とても格好いい三成公に映ったようだ。