テレビ東京系でスタートする「ドラマ24『下北沢ダイハード~人生最悪の一日~』」の最終話を含む3話の追加出演者が一挙発表された。
同ドラマは、小劇場で活躍する人気劇作家11人が書き下ろし、気鋭の映像作家たちが演出する一話完結型オムニバス。
今回の発表では、第9話で岸井ゆきのが幽体離脱した男に出合う謎の女の子を、第10話で夏帆がバンドのわがままなボーカルを、第11話で成海璃子が結婚式に父親の代役を立てられる花嫁を演じる。詳細は以下の通り。
●あらすじ
アイドルとして伸び悩んでいたタクヤ(金子大地)は事務所の社長から下北沢の小劇場で舞台に立ち、経験を積むように命じられる。本番当日にも関わらず演出家(岩松了)から厳しいダメ出しをされ、イラ立つタクヤ。そんな中、本番直前の劇場で怪奇現象が…!
劇団員たちは以前から噂になっている “劇場霊”の仕業ではないか…と話す。「あり得ない」とバカにしていたタクヤだったが…誰もいなくなった楽屋で異変が! 突然、幽体離脱してしまったのだ。本番までに元に戻れないとマズイ!
そんな中、唯一、幽体離脱中のタクヤの事が見える紗奈(岸井ゆきの)が現れる。紗奈の手を借りて、元の身体に戻ろうと悪戦苦闘するが…。果たしてタクヤは無事に舞台に立てるのか!?
●岸井ゆきの(少女・高倉紗奈役)コメント
舞台の本番前に幽体離脱してしまった男の子と出会う、謎の女の子のお話です。今回は、段取りが1個1個ちょっとずつ違うというか、ドラマの時間割と少し流れが違うというか。その場で決めていくことが多くて、面白かったです。
彼はどう幽体離脱するのか。果たして人間界に戻れるのか。30分間の楽しい幽霊劇場、たくさんの方にご覧頂ければうれしいです!
●金子大地(落ち目のアイドル・タクヤ役)コメント
自分のやったことのない感じの作品だったので、すごく楽しかったです。テンションの上がり下がりが激しいので、ちょっと難しい役でした。(今までにやったことのないコメディー的な部分は)結構思い切ってやってみようと思ってやりました。ちょっとこう、ふざけたり(笑)…それが面白かったです。
(もしも幽体離脱をしたら)やっぱりまずは焦るだろうし(笑)、確かにタクヤみたいなリアクションをすると思います。そういう不思議なリアリティーと、胸をきゅっと締め付けられるような青春の切なさみたいなものを、皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいです!
●あらすじ
結成20周年を迎えたバンド・ロノウェ初のワンマンライブ。多くのミュージシャンが27歳で他界したという伝説に憧れているカート小林(高橋努)らメンバーは一回り遅れてやってきた39歳のラストチャンスに人生を賭けている。
ところが27歳のボーカル・ジャニス(夏帆)が「彼氏にフラれて歌えない!!」と突然ライブをボイコット! しかも相手はバンドのファンクラブのリーダー、通称・サタン(松尾諭)だった。
どうにかライブを開催しようとさまざまな手を尽くすメンバー達だったが、ジャニスのわがままはエスカレートしていき…果たして彼らは人生を掛けたライブを開催できるのか!?
●夏帆(ロックバンド「ロノウェ」ボーカル・ジャニス役)コメント
企画を聞いた時、率直にすごく面白そうだなと思いました。実際に舞台を観たことがある劇作家の方たちが、脚本で参加されていたりして。この方たちは、どんなテレビドラマを書くのだろうって、とても興味がありました。
(撮影現場は)芸達者な方たちに囲まれてすごく楽しかったですが、かなり体力を使う役なので、現場が終わって家に帰ってすぐに爆睡でした(笑)。
ドタバタ劇ですが、そんな中でも必死に売れたくてもがいたりしている人たちの人間ドラマが描かれています。いろいろ楽しんで頂ける話になっているんじゃないかと思います!
●高橋努(「ロノウェ」ギター・カート小林役)コメント
みどころは夏帆ちゃんの芝居です(笑)。そして夢をいまだに追いかけている人や、あきらめてしまった人がすごく共感できるストーリーだと思います。
僕が演じた役は39歳の設定で、僕もリアルに今年39歳で。第二の青春というか、青春ストーリーになっています。おじさんになってもやれることはあるんだというか、やってもいいんだみたいなものが、画面から伝わればいいなと思っています。
●山本浩司(「ロノウェ」ベース・シミー辺見役)コメント
みどころは、まずは悪魔に取り憑かれた夏帆様のかわいさ! そしてそんな夏帆様に振り回される努くんの右往左往。合間に出てくる岩尾さんと僕の困った顔にも注目です。
人の不幸は蜜の味なんて言いますけれど、人生最悪の1日がそれぞれの作家さんの個性を生かして表現されるのはとても興味深いです。毎回出演される俳優さんの困った顔、焦った顔が見ものだなぁ、なんて。
●フットボールアワー・岩尾望(「ロノウェ」ドラムス・ブライアン錠役)コメント
普段のバラエティーの仕事でも最近はあまりすることのないメイクや衣装を着させてもらったので、ここ最近の仕事の中では、一番バラエティーっぽい事をさせてもらった現場になりました。
(「下北沢ダイハード」は)コントと言ってもいいようなお話も多いので、もし機会があるなら、オムニバスで芸人が脚本を担当する芸人バージョンもやらせてもらえたらなと思います。
●松尾諭(「ロノウェ」の熱狂的なファン・サタン役)コメント
ロケの合間に夏帆ちゃんや高橋努くんらとみん亭や新雪園や王将で一緒に中華を食べながら培った絆が、きっと作品に表れていると思います。溢れんばかりの才能をもつ、野心的で挑戦的でおバカな方々と、下北沢の持つ謎の力をビシビシと感じました。
下北沢に来たことがある人にもない人にも、思う存分“ミラクルワールド下北沢”を味わってもらえることでしょう。
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