生田絵梨花、役の表現に悩むも井浦新から掛けられた言葉に「安心しました」<アンメット ある脳外科医の日記>

音楽活動では作詞作曲も行う生田絵梨花

生田絵梨花撮影=梁瀬玉実


――現在はドラマと並行して、4月10日に発売されたソロデビュー・ミニアルバム「capriccioso」のプロモーション活動を行なわれています。このアルバムは作詞作曲を行なった曲を含むオリジナル楽曲と、IVE藤井風中孝介のカバー曲、そして生田さん自身のピアノ演奏によるインスト曲も収録された盛りだくさんな1枚ですが、どんな思いからこの構成になったのですか?

作詞作曲の楽曲はもともとコロナ禍が開けたらライブで演奏したいという思いから作り始め、実際に去年、一昨年のライブで披露したところ、ファンの皆さんや周囲のスタッフさんから「ぜひアルバムに」と言っていただけたので、今回ミニアルバムという形で収録することにしました。

――作曲は生田さん、作詞はいしわたり淳治さんと共作した1曲目の「Laundry」はジャズテイストのサウンドで、とてもかっこよく、これまでにないイメージで驚きました!

ありがとうございます。最初は、自作曲はカップリングで…と思っていたんです。私はこれまでもピアノでの弾き語りをしてきましたけど、ほとんどがバラードなどのしっとりした曲が多かったので、Jazzyなサウンドの「Laundry」は新しいスタートを切るのにピッタリだということで、この曲がアルバムのリード曲になりました。

また、SUPER BEAVER柳沢亮太さんからも1曲提供いただきました。ずっとお願いしたいなと思っていたところ、快く受けてくださってうれしかったです。そして、カバーの3曲は、ライブや歌番組でもよく歌わせていただいている森山直太朗さんと藤井風さんの曲と、去年のライブで歌ったIVEさんの「ELEVEN -Japanese ver.-」を収録しました。原曲はダンサブルなナンバーですが、ピアノ弾き語りのバンドアレンジ曲として歌ったら反響が良かったので今回のようなアレンジで作ってみました。

――オリジナル曲に、カバー曲に、インスト曲と盛りだくさんの内容でとても楽しかったです。音楽活動を一区切りされて、ドラマ撮影に突入したという感じですか?

いいえ(笑)。実はドラマがスタートしてから音楽番組に生出演することも多く、同時に行っているという感じです。

――では、ファンとしてはどちらも楽しむことができるのですね。ドラマは今後、ミヤビの記憶障がいの秘密にも迫っていく模様ですが、生田さんが感じる見どころを教えてください。

第1話を見たときに、純粋に引きつけられて、とても面白く拝見しました。このドラマの現場の役者の皆さんは、せりふをせりふじゃないみたいにナチュラルに話されるので、見たら勝手に引き込まれていってしまうんです。リアルでありつつ、ハートフルな作品ですので、ぜひご覧ください。

◆取材・文=及川静/スタイリスト=椎名倉平、ヘア&メーク=近藤あかね