石原さとみが主演を務めるドラマ「Destiny」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終回が、6月4日(火)に放送される。
石原が3年ぶりの連続ドラマ復帰を果たす本作は、ドラマ「Dr.コトー診療所」シリーズ(2003年ほか、フジテレビ系)、「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」(2023年、テレビ朝日系)などで知られる脚本家・吉田紀子による完全オリジナル作品。
横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原)は、中学3年生の時に検事だった父・英介(佐々木蔵之介)を亡くし、それを機に父と同じ道を志す。長野の大学へ進学した奏は、そこで出会った仲間や恋人とかけがえのない時間を過ごすが、友達だったカオリ(田中みな実)の身に起きた“ある事件”を機に彼女の青春時代は終わりを告げてしまう。
それから12年、事件以降姿を消していたかつての恋人・真樹(亀梨和也)と偶然再会した奏は、封印してきたカオリの事件に再び向き合うことに。待ち受ける運命に翻弄される二人を描く、20年の時を超える切なくも濃密な“サスペンス×ラブストーリー”だ。
5月28日に放送された第8話では、奏が祐希(矢本悠馬)に野木家放火事件当日の行動について話を聞いていく。祐希は浩一郎(仲村トオル)から就職先を紹介してもらうことになっていたが、祐希が何度連絡しても浩一郎から返事はなかった。焦りを募らせた祐希は、一度話を聞いてもらおうと浩一郎の自宅にアポなしで訪問する。
だが、浩一郎は来客中を理由に祐希との対面を断り、「こちらからまた連絡します」とだけ告げインターフォンを切る。実際浩一郎は家で真樹と話をしていただけでなく、祐希の就職先のことも考えてくれていたのだが、「自分と会うのが面倒だからうそをついている」と感じた祐希はそのまま帰る気にもなれず、付近をうろついた後もう一度野木家へ向かってしまう。
そこで家から火が上がっていることに気づいた祐希は、近所の住人に不審がられたことからとっさに野木家の前から逃げ出す。さらに、その途中で偶然真樹に出くわしたことで、祐希は真樹に言われるがままその場を離れてしまう。つまり真樹は、祐希が野木家に火を付けたと早合点し、祐希を守ろうと自ら警察官に犯行を自供し逮捕されたのだった。
奏に事情を明かした祐希は出頭を決意。奏は祐希の話を信じつつも、検事としてこの事件の真実を明らかにすることを誓う。翌日、奏は真樹の取り調べで祐希が犯人でないことを告げると、真樹は自分が祐希をかばったことを告白。その言葉を受けて、奏は入院を条件に真樹を釈放することを決定する。
真樹と祐希の犯行でないことがほぼ確実となり、事件が振り出しに戻る中、奏は面会許可が下りた浩一郎に話を聞きに行く。放火事件の犯人に心当たりがないかと尋ねる奏に「見当もつかない」と返した浩一郎だが、病に冒された真樹が自らの人生に決着をつけるため戻ってきたことを耳にすると、複雑な表情を浮かべていた。
真樹が頑なに犯行を主張していた理由が明らかになった第8話。SNSでは、「無罪の人間を庇い、無罪の人間が有罪になりかけていたのか…恐ろしい」「5人の青春から始まり、この『世間知らずさ』を愛おしく描いてるのが『Destiny』という作品の一番の魅力だと思う」など、互いを思い合う奏たちの関係性についてさまざまなコメントが寄せられた。
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