東京都知事の榛名(賀来千香子)に会った磯田は、狩山が「最高の人材だ」と口走った榛名の思惑を考えたと推測を話し出す。狩山が逃げたことで龍神大橋建築から帝和建設を外すことができ、新しいゼネコンで計画を再スタートできると淡々と続ける磯田の一方、榛名の表情がどんどん強張っていく。そして「未来の話をしませんか?」と榛名に切り出した。
出所した狩山は、静岡中央刑務所にいる磯田と面会。龍神大橋崩落事故の再審で関与を認めた磯田は逮捕され、龍神大橋は帝和建設が入って工事が再開していた。狩山は自分がたどり着いた事故の裏側を話し出す。
工事の再開を条件に帝和建設を救ったという磯田は、夢を語っていた狩山に腹が立っていたと「働くことは夢を捨てること」という。反論した狩山が出ていくと磯田は「そういうとこが嫌いなんだよ」と捨てせりふをはいた。
厚労省でキャリアを積み、“だまし合い”が日常の生活を送ってきた磯田に、「小日向さんそっちだったかーーー震えたね」「磯田社長が今度は全責任を負って服役し結局帝和は潰れず、都知事は責を負わず本当の真実は表には出ない、いや出ると世の中困るってやつね」「磯田社長にも玲子さんのような糟糠(そうこう)の妻がいたなら違いましたかね…磯田社長の覚悟も渋かったなと思いました」などの声があがる。
さらに“夢”を語る狩山への磯田の本音に、「磯田社長が狩山さんに責任を負わせた理由が“私情”ってのもなんかリアル」「磯田社長は仕事をするために、夢を捨てた人なんだろうね」「きっと磯田は仕事で自身の夢を沢山犠牲にして、だから陸が羨ましく腹立たしく。其は何時しか嫌悪感に…」「働くことは夢を捨てることで諦め妥協根回し忖度見ないふり…人生を問うドラマだったなぁ」などと不条理な世の中を生きる人生を考えたと反響を呼んでいる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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