いよいよ最終回間近の、連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK総合ほか)。行方不明だったお父さん(沢村一樹)も見つかり、ホッと一安心のみね子(有村架純)。そんなみね子を温かく見守る「すずふり亭」の面々。その中でも見習いコックの前田秀俊(=ヒデ)とみね子が急接近!? 最終回まで待ちきれない!ひよっこファンに向けて、ヒデ役・磯村勇斗に今後について直撃してきました! WEB限定グラビアと共にお届け。
――改めて、ドラマ「ひよっこ」の世界観についてはどう思われますか?
一番最初に感じたのは温かい世界だなと。人と人との関わりもそうですけど、岡田(惠和)さんの脚本に出てくるキャラクターたちが、それぞれ素敵なんです。心がやわらぐ世界ですよね。「すずふり亭」の鈴子さん(宮本信子)、省吾さん(佐々木蔵之介)のような人がいる飲食店に出会ったことがないので(笑)、ああいう店を見つけたらすごく幸せだと思います。今はなかなかないですよね。そして「すずふり亭」や「あかね荘」の外観や内装も、今の建物とは全然違う。僕は平成生まれですけど、セットに入ると「今は昭和にいるんだな」と感じます。なんとなく落ち着くし、おばあちゃん家っていう感じですね。
――半年近く続いた放送もあとわずか。みね子(有村架純)に対するヒデの視線も気になりますね。
ヒデはみね子のことが100%大好き(笑)。だから、みね子が島谷(竹内涼真)と付き合っている時はつらかったです。2人のことを良く知っているから応援したい気持ちで見てはいましたけど、やっぱり嫉妬もありましたね。ヒデは不器用だから、女の子に対してストレートに好きというアプローチができない奥手のタイプ。劇中では少しずつジャブを打っているんですけど、それがもどかしくて。「行けよ、ヒデ!」と思いながら演じていました。
――ちなみに、磯村さんの恋愛観は?
そう言いつつすみません、僕も奥手です(笑)。好きな子がいても、積極的になれない。極端に言えば、告白待ちみたいなタイプ。だから、ヒデの気持ちはすごく良く分かります(笑)。学生のころもそうだったし、大人になっても好きな女性とどう接したらいいのか分からなくて、変にクールぶっちゃうんです。好きな女の子が友達と付き合うことになっても、奪うことはせずに自分の気持ちを隠して応援します。ヒデと全く同じですね(笑)。
――磯村さんから見て、みね子のような女性はどう思いますか?
好きですね。田舎から出て来たばかりで何も分からなくて、すごく純粋な女の子。家族思いだし、どこかほっとけない感じがします。守ってあげたいなと思いますね。でも…。
――でも?
警察官の綿引(竜星涼)や島谷を“オトす”力があるから小悪魔じゃないですけど、たぶん何かしら持っている子なのかなって(笑)。人を惹きつけるカリスマ性みたいな部分があるんだろうなと思っています。みね子自身が清らかな心を持った素敵な女の子なので、きっとそういう似た者同士が寄ってくるのかもしれません。
――みね子とヒデの距離感は、今後どう変わっていくと思いますか?
ヒデがみね子を見つめる目は、すごく優しい。いつも気にかけていて、どんな時もそばにいる。これは個人的な希望ですけど、将来的にはみね子にとってもっと近い存在になれたらいいなと思いますし、ずっとそばにいたいという気持ちがあります。
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