――ここまで、有村架純さんと共演してみて感じたことは?
有村さんは普段おっとりしている感じだけど、本番になるとスイッチが入る。オンオフの切り替えと集中力がすごい。僕と同い年とは思えないぐらいパワフルで、なおかつ繊細なんです。最初の頃は、僕がまだデビューする前から活躍されていた女優さんということで、どんな風に接したらいいのか分からなかったんです。お芝居の面でも、ずっと緊張していました。でも、みね子とヒデはそういう関係ではないし、先輩としてリードしないといけない部分がある。そういう意味では、有村さんと自分の関係と、劇中でのみね子とヒデの距離感をつかむまで、かなり苦労しました。もちろん、今は話をする機会も多いですし、時々、有村さんが小ボケを挟んできたりして、距離感もグッと近くなったような気がします。その雰囲気は、劇中のみね子とヒデの関係にもつながっていると思います。
――同じ“ヒーローもの”出身の竜星涼さん、竹内涼真さんとの共演はいかがでしたか?
最初、竜星くんと竹内くんが出演すると知って「おーっ、ヒーローが3人揃った!」って、一人で興奮していました(笑)。これはすごい絵面だなと思って、3人一緒のシーンがあったら変身しちゃうのかなって妄想していたんですけど、3人が揃うシーンはなかったですね。
――(笑)残念ですね。
それに竜星くんに関しては2回ぐらいしか一緒にならなかったので、あまり話す機会はなかったです。島谷役の竹内くんとは同じシーンが多かったので、ライダーの現場の話をしたことはありました。でも、ライダーの話を持ちかけるというよりは、島谷とヒデのシーンでどこが大事なのかを話すことのほうが多かったかな。ただ、元治先輩役のやついいちろうさんが、やたらとイジってくるんですよ。何かあると「変身をやってくれ!」って(笑)。だから、竹内くんと2人で変身したり、やついさんがそれをまねしたりということをやっていました。
――竜星さん、竹内さんの存在はいい刺激に?
やっぱり同世代ですし、3人とも特撮出身。同じ現場にいるということは心の支えにもなったし、お互い頑張らないといけないなと。刺激をもらいつつ、お互いに与えつつという感じだったと思います。
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