櫻井翔、オファーを受けた際に感じた3つの“びっくり”を告白 初挑戦の政治家役は「正直戸惑いもありました」<笑うマトリョーシカ>

2024/06/25 12:00 配信

ドラマ インタビュー

本作のオファーに対して「いろんなびっくりがあった」


――本作のオファーを受けた際の感想を教えてください。

びっくりしましたね。いろんなびっくりがあって。まずは政治家という役柄だということに1つ。あとはTBSの作品が久しぶりだったことも1つ。2024年は1月クールのドラマにも出させてもらっていて、同じ年に2つの作品に出るということも初めてなので、そういったところにもびっくりしました。

――原作を読んだ感想を教えてください。

「人が入っていると思ってノックした部屋を開くと、誰もいなかった」というようなことが何回も続いていく感覚がありました。それこそマトリョーシカの殻をめくるように、幾重にも重なる話に引き込まれましたね。

台本とは別に清家を演じるヒントになりそうな描写が細かく描かれているので、台本を読みながら「あれ、このシーンって原作だとどうだったかな?」と思った時に照らし合わせるために、すごく近くに置いてあります。

――政治家を演じることにプレッシャーはありますか。

実際に同世代の政治家の方もいらっしゃいますが、やはり圧倒的に僕より年上の方が多いと思うので、その貫禄、風格というものをどう出せばいいのか、正直戸惑いもありました。でも原作を読んで、清家は私たちと遠くない存在の政治家だと感じたので、あまり型にはめて演じなくてもいいのかなと。

クランクインは第1話の記者会見のシーンでしたが、囲み取材やぶら下がり取材のようなイメージで現場に入ると、厚生労働省の台や日本国旗が掲げられた完全な会見場が組まれていて。シチュエーションに圧倒されて久しぶりに緊張しましたね。

あとは組閣のシーンも印象的。清家は厚生労働大臣としてその場に立っているのですが、こちら側からの景色はこう見えるんだと疑似体験した感じで。ここにいる全員が国を司る中心にいる人たちだと思うと、不思議と圧を感じました。

――監督と何度もディスカッションをしてお芝居をされていると感じました。清家という役はつかめてきていますか。

まだ現時点では、現場に来ては清家の役をはめて、また来てははめて、という状態。都度チューニングをしながらといった感じです。

清家という役は、全話通して見てみて、今どの立ち位置にいるのかというところのチューニングがものすごく難しいので、俯瞰で見ている監督やプロデューサーとディスカッションして意見をもらうという部分が本当に大きいんです。そんな中でも、清家が“まっすぐに見える”ようには演じたいなと思っています。