櫻井翔、オファーを受けた際に感じた3つの“びっくり”を告白 初挑戦の政治家役は「正直戸惑いもありました」<笑うマトリョーシカ>

2024/06/25 12:00 配信

ドラマ インタビュー

同世代の水川あさみ&玉山鉄二との共演は「すごく幸せ」


――主人公・道上については、どんな印象をお持ちですか。

原作とはまた違う顔が見えて、キャラクターの幅が広がっているのがドラマ版の道上の面白いところの一つだと思います。清家と道上は中盤になるとそんなに会うチャンスがないんですよ。だから“遠距離恋愛”とは言いませんが、ある意味それに似たようなつながり、緊張感みたいなものがあって、それが作品の一つの筋になってくるように思います。

水川さんとは10年前に夫婦役でご一緒して以来の共演で、プライベートで会う機会の方が多くて。彼女の現場での佇まいというのを僕は知らなかったので、たくさんのスタッフとコミュニケーションをとりながら現場の輪の中心にいて、リーダーシップをとっている姿はすごく新鮮でした。

――高校時代から清家を支え続けている鈴木も清家にとって欠かせない人物。演じる玉山さんとは初共演ですが、印象を教えてください。

玉山さん演じる鈴木のすごみは現場でひしひしと感じています。玉山さんはいろんなところにアンテナを張っている方だなという印象で。

クランクインから2、3日目がちょうど世の中的に補欠選挙が終わったタイミングだったんですが、その選挙の話から大リーグの話まで話題が豊富で、いつこんなに情報収集をしているんだろうと思いました。あとは2人でプロテインやサプリなど、体づくりの話もよくしていて(笑)。現場でいろいろな話ができて面白いです。

水川さんも玉山さんも僕と同じ1980年代生まれの同世代。同じ時代を生きてきた人とこのタイミングで新しく出会って同じ作品を作れるのはすごく幸せだと思いながら過ごしています。

――ちなみに、本作は清家の素顔に迫っていく作品ですが、櫻井さんご自身の誰にも知られていない意外な素顔はありますか。

25年以上もこの世界にいるので、皆さんが知らない素顔なんてほぼないと思うんですが、この間美術スタッフさんでご家族で嵐を応援してくださっていた方から「足細いんですね」って言われました(笑)。

15年近く家族で応援してくださっている方から見てもそう思うんだから、そこは意外な部分なのかもしれません。

「みんなで力を合わせて大きな絵を描けたら」


――最後に、この作品に感じる手応えや期待感を教えてください。

この作品は、いわゆる遊園地のようなキラキラした華やかなタイプのエンターテイメントではないかもしれないけれど、「これはどうなっているんだ?」「誰なんだ?」「何なんだ?」という謎の部分にモヤモヤしながら楽しんでいくという意味で、やっぱりエンターテイメントなんだと思います。

1話ごと違う場所に光が当たって、見えるものがだんだん変わっていく。そういうエンターテイメントをじっくりと楽しんでもらいたいなと。現時点では同世代3人の一体感というところが表に出ていますが、物語が進むにつれ登場人物も増えていき、大所帯のチームになっていくので、みんなで力を合わせて大きな絵を描けたらと思っています。