三谷幸喜脚本の「古畑任三郎」シリーズは、田村正和演じる主人公・古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを卓越した推理力で解いていく、ミステリードラマの金字塔。FOD・TVerでは「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」を開催中で、第1シリーズの「警部補・古畑任三郎」第1~3話は7月6日(土)まで無料公開されている。木の実ナナがピアニストの犯人役を演じた第6話を紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)
第6話「ピアノ・レッスン」は、塩原音楽学院の理事で有名ピアニストの井口薫(木の実ナナ)が、理事長の川合(中丸新将)を心臓発作に見せかけて殺した回である。
翌日に控えた塩原・前理事長の葬儀でレクイエムを弾くことになっていた川合。薫は、リハーサルのため、ひとり舞台でピアノに向かう川合の首筋にスタンガンを押しつけ、電気ショックを与えた。発作を起こした川合は、ステージの床に倒れる。
何食わぬ顔で海外に旅立つところを学院に呼び戻される薫。川合に代わってレクイエムを弾くためだった。才能は川合より数段上と言われながら、塩原の家族に疎まれている薫は、川合の経営方針に批判的である。そして、予定通り行われた塩原の葬儀で、薫が弾いていた曲は、なぜかレクイエムではなかった。古畑(田村)は、持ち前の鋭い観察力と推理で、薫の擬装を打ち崩していく。
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