古畑の真剣白刃取りと今泉のアイメイク顔が見られる第7話<古畑任三郎>

2024/06/28 11:30 配信

ドラマ レビュー

警部補・古畑任三郎(第1シリーズ)(C)フジテレビ/共同テレビ

マスコミを前に浮かれる警察と撮影スタジオで焦る古畑


古畑と部下の今泉(西村まさ彦)は、事件現場が芸能関係だと少しテンションが上がってしまい、ミーハーな部分があるのが玉にきず。今回も時代劇の撮影所で起きた殺人事件ということで、現場に来た瞬間から古畑たちがワクワクする様子が見受けられた。

今泉と蟹丸警部(峰岸徹)は、会見に化粧を施してから報道陣の前に立つ浮かれぶり。古畑から「今泉くん、目張り入れてない?」とツッコまれるシーンも。

一方の古畑も、スタジオ内にある大道具の月の位置を気にしたり、張りぼての岩に腰かけて事件の違和感がないか確かめながらもどこか非日常を味わっているような様子。その証拠に、殺害に使われた小道具の刀が真剣なのかイミテーションなのかを役者本人が分かるのか気になった古畑が、2種類の刀を用意して大宮に芝居をさせた後で「一度、真剣白刃取りやってみたかったんです」と言って刀を振らせていた。

役者なら本物の刀と偽物の区別がつくはずだと踏んだ古畑だが、真剣白刃取りをした直後に大宮が竹を真っ二つに斬ったのを見てあ然。刀を受けた手を見て「あ…皮むけてます…」とゾッとした表情を浮かべている。毎回、完璧に犯人を追い込んでいく古畑が、珍しく焦る姿を見ることができる第7話であった。