元SMAP3人が契約満了 25年の軌跡と“ファンの愛”「#パリピア」でメッセージ

2017/09/08 11:50 配信

音楽

木村とのキスも!SMAPの末っ子・香取慎吾


「昔から解散とか色んな噂が流れるたび僕は困ってた(笑)」(ポポロ/2001年7月号)

香取が雑誌のインタビューで語った。一部のメディアによって解散やメンバーの不仲説が度々報じられてきたSMAP。

2001年でこの状態だ。いかに注目度の高いグループであることはわかるが、これが十数年も続いたのだから、メンバーはどんな気持ちだっただろうか。2000年のコンサート「SMAP'00“S map Tour”」でのこと。ライブの終わりに中居はまだ予定が決まっていないにもかかわらず、「また来年、会おうぜ」と締めくくった。ファンを安心させたい思いからだ。これに限らず、コンサートではファンとの距離を縮めようと考えられた演出が散りばめられ、ファンへの感謝と愛情はどれだけ人気を得ようとも一貫して伝えてきた。どの時代の、どのインタビュー記事を読んでも、ファンや周囲への感謝を伝えているのがすごい。

5人はトップスターでありながら、なぜここまでファン思いで、謙虚であり続けられたのか。メンバー自身の心がけ、グループとしての姿勢はもちろん、スタッフや共演者…素晴らしい人たちに囲まれていたことの証ではないだろうか。

これまで見てきたSMAPは、“噂”されているものとは違っていた。

コンサートではこんな一コマがある。

『BANG! BANG! バカンス!』で、“木村くん”の歌詞に合わせて歌いながら木村に近づく香取。木村が香取の頬にキスをすると「ぅわぁー」と口を大きくあけて驚く香取。この曲は二人のキスを見なきゃ締まらないくらいだ。ギターを弾く木村の隣で香取が歌う『モアイ』は、二人の曲だ。10代の頃に木村からもらった財布をずっと使い続けたり、時間がなくてコンサートの全体リハーサルができなくても木村と二人だけでリハーサル室にこもったり。

ドラマに出演すれば、中居と木村からメールが届く。反対に香取が木村のドラマについて、ちゃかすような内容のメールを送れば「そういうことをいうな」と叱られた。グループの年長者二人からは、まるで父と母のような愛情を注がれてきた。香取にとって木村は憧れの人、中居は尊敬する人と語った。

「10年後、僕は34歳。中居君や木村君はもう40歳近いんだよね(笑)。でも、SMAPではある。あって欲しい。それもSMAPだからこそありえそうでしょ?50歳、60歳になってもずっとSMAPでいたいから。再結成っていうんじゃなくてずっとこのまま見てもらえる場所にい続けられたらカッコいいよね」(ポポロ/2001年7月号)