創業から100年以上続く老舗足袋企業「こはぜ屋」が生き残りを懸け、ランニングシューズ開発に挑む姿を描いた10月期の日曜劇場「陸王」(TBS系)。主人公で「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一を役所広司、その息子である宮沢大地を山崎賢人が演じることが決定しているが、このたび、埼玉中央銀行融資課の銀行員・坂本太郎役に風間俊介が決定した。
風間が演じる坂本太郎は、企業の大小関係なく人とのつながりを大切に考える銀行員で、こはぜ屋の新規事業である「陸王」の開発を応援し続ける。まだ若いが遠慮せず物言いをする芯の強さと、改善点を的確に指摘する知性、そして何よりも熱い情熱を持った人物だ。
風間は「台本を読んでみて、登場人物それぞれが奮闘しながら立ち向かっていくんだろうなという熱い日々のスタートを感じました。一人一人が命懸けで自分の仕事に立ち向かっているので、僕もこのドラマを本当に命懸けでいきたいなと思います。
銀行員役は初めてなので、最初お話が来たときに、髪が耳にかからないよう言われたので、久しぶりにばっさりいきました。役所さんをはじめ皆さんが撮影しているのを見て間違いなく面白いと感じたので、ぜひ1話から欠かさずに見てもらえたらと思います」と手応えを。
また、今作の演出を担当する福澤克雄監督は、1999~2000年に放送した「3年B組金八先生」(TBS系)第5シリーズで、演技を始めて間もない頃の風間を演出。その後、風間が2001~2002年放送の「金八先生」第6シリーズに出演した際も福澤監督が演出を担当した。そんな2人が今回約16年ぶりのタッグを組む。
風間は「(福澤さんのことを)本当に自分のお芝居の師匠だと思っているので、原点に返りつつ、一緒に仕事をしていない間にこれだけのことをやっていたんだということを見ていただければと思っています」と意気込みを語っている。
そして、坂本と同じ埼玉中央銀行・融資課長の大橋浩役には、日曜劇場に3度目の出演となる馬場徹が決定した。馬場は「出演が決まり、原作を読んだときに雷が落ちたような感覚になったのを今でも覚えています」と告白。
大橋は坂本が推進するこはぜ屋の新規事業に対して懐疑的な見方をする人物。しかし、「陸王」の開発を諦めないひたむきな宮沢たちの姿勢に徐々に共感していく。
「私が演じる大橋は、出世や己の利益のために生きる銀行マン。しかし、自分なりの正義も持ち合わせているある意味人間くさい人物だと思います。自分でもどこまで役を成長させられることができるんだろうと限りない可能性を感じさせてくれるキャラクターです」と熱弁。
「今作をたくさんの方に楽しんで見ていただけるよう、先輩方の力を借りながら一生懸命にぶつかっていきたいと思います! 1話から最終回までお見逃しのないよう、ぜひ楽しんでください」とアピールする。
さらに、埼玉中央銀行行田支店の支店長・家長亨役には、民放連続ドラマ初出演となる落語家の桂雀々が決定。家長は銀行の看板を鼻先にぶら下げたような男で、中小零細企業をばかにしているようなところがある。こはぜ屋の新規事業を応援する坂本とは方針が合わず面白く思っていない役どころだ。
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