ヒットドラマの最終話は、その人の思い出に色濃く残っている場合もあれば、全話欠かさず見ていた人でも「あれ? どんな終わり方だったっけ?」と思う作品もある。木村拓哉主演の「HERO」はどうだろうか。
2001年に放送され、平均視聴率34.3%を記録した大ヒット作で、その後連続ドラマの続編も劇場版も生まれているだけあって、第1シーズンの最終話がどんな結末だったか覚えている人は少ないのでは。現在、FODで8月6日(火)まで無料公開中の第11話(最終話)を紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)
2024年4月からのFODでは人気のフジテレビドラマを毎月5作品分、FOD・TVerにて毎日無料公開する「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」を開催中。対象作品のひとつ、「HERO」は第1話ほか対象話が8月6日火曜まで無料公開中だ。
第11話「最後の事件」は、キャスター暴行事件で、結果的に世間を騒がした久利生(木村拓哉)に対するバッシングが高まり、地検の上層部は、久利生に異動転勤の処分をだす。しかし久利生は、そんなことは一向に気にかけず、雨宮(松たか子)とともにサッカースタジアムで刺殺された警備員の事件に取り組むのだった。被疑者は逮捕されているが完全黙秘。なぜ警備員を殺したのか話そうとしない。
国会議員や高級官僚の事件を専門にする東京地検特捜部の検事が被疑者を調べるとやってきて、久利生の捜査はなかなか進まない。殺された警備員には、息子の良太(今野雅人)がいた。母親はすでに亡くなっており、一人残された良太のためにも、事件の真相を明らかにしようとする久利生。ねばり強く関係者、現場を回り、久利生と雨宮は、事件当日、スタジアムにある政治家がいた事実をつかむ。
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