レジェンド声優・古川登志夫に特別インタビュー 尊敬する野沢雅子について「こういう人になろうって思った」<#シブアニ>

2024/08/28 11:00 配信

バラエティー アニメ

【写真】古川登志夫が大尊崇している野沢雅子(C)AbemaTV,Inc.


「親父にはそういう意味でも感謝」


しかし、その古川を踏みとどませてくれたのは父親の言葉だったことを明かし、「僕は中学の時に児童劇団に入ろうと思って上京した」「父親が、『成功するまで戻るなよ』と」「辞めて故郷に帰ろうと思うけど、その言葉が頭に引っかかっていて」「よし、辞めることをやめようって言って、またやっちゃうんですね」「親父にはそういう意味でも感謝していますね」と語る。

その声優歴50年を誇るレジェンド俳優である古川は、青二塾の塾長を引き受けたきっかけについて「もう40年以上、お世話になっている事務所で、僕に終始、間断なく仕事を与えてくださった日本一の事務所なんですね」「そういう意味では恩返しするにはかっこうの機会じゃないか、と」と語る。

「塾生のキラキラした目を目の前で見ていると、かつての自分だなと思うんですね」「なんとかこいつらをプロの声優に育てたいと始まってから思ったというのが、正直なところですね」とコメントした。

さらに、崇拝する人として「演技をみがくなら、人格をみがくべきだと思ったということで、野沢雅子さんは大尊崇しております」と語り、その理由について「新人声優がドギマギしている時、『あなたの歳の時、私はもっとできなかったわよ、大丈夫よ、お茶でも飲んだら』とコーヒーを持っていってあげていた」「こういう人になろうって思ったんですよね」「スーパープレミアムレジェンド声優」と語った。

「SHIBUYA ANIME BASE」#シブアニより(C)AbemaTV,Inc.

最後に


最後に、「自身にとってアニメとは?」と尋ねると、「日本のポップカルチャーコンテンツはアニメ、マンガ、ゲームで、それぞれが世界中で高い評価を受けている」「そういう意味では世界へのパスポート」「日本の業界自体も、声優さん個人も、世界に飛び出すパスポートを手に入れられるというコンテンツという気がします」と語った。

「SHIBUYA ANIME BASE」#シブアニより(C)AbemaTV,Inc.


※島崎信長の“崎”は立つ「崎」が正式表記