阿部はデビューするまでに約15年という長い時間を過ごした。なかなかデビューの機会に恵まれず悔しい思いもたくさんしたというが、その間、デビューという夢をあきらめることなくずっと努力し続けた。
自身の武器を勉強と決め、それを磨くことがグループのため、自身のためになると信じ邁進。受験の際は一時芸能活動を休止し、上智大学理工学部に現役合格。大学生になってからは芸能活動と学業を両立させ上智大学大学院理工学研究科を修了した。
また、合格率4%といわれる難関を突破し気象予報士の試験に合格したほか、英検、漢字検定、世界遺産検定の資格も取得。今では、それらを活かしクイズ番組の常連に。さらに情報番組にキャスターとして出演するなど活躍している。
「趣味は勉強」と言い、事実とても楽しそうに学び、「秀才」という言葉が似合う阿部だが、歩んできた道は決して順風満帆だけだったわけではない。自身がずっと努力を重ねてきたからだろう。この大会でもそうだったように、いつも阿部は頑張っている人たちに全力で寄り添い全力で応援する。
冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)の企画で、キッズダンサーの姉妹とストリートダンスの世界大会に出場するために練習を続けてきたラウールが腰を痛めて辞退することになった際も、それまでのVTRを見た阿部は、「こういうことになる前は『何も言うまい』って思ってたんですよ」と絞り出すように切り出し、「本当に頑張ったね」と、うるんだ目でラウールを見つめてあたたかい言葉をかけた。
普段、涙を見せない阿部だが、人のために泣き人のために笑える人なのだろう。受験シーズンには、受験生に励ましのメッセージを送ることも忘れない。
阿部だけでなく、Snow Manはメンバー全員、ひたむきに夢を追いかけ、そして他の人の夢にも精一杯の力で寄り添い応援する。リーダーの岩本照は、Snow Manとしての活動はもちろんだが、「SASUKE」にも情熱を傾け、日々トレーニングに余念がない。阿部は、そんな岩本のために「SASUKE」を研究し攻略法を考えたという。
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