幼少時代、母親・なみえ(濱田マリ)からの虐待と同級生からのいじめに苦しんでいた蒼。ある日、道端でなみえにかばんで殴られていた蒼をまっさんが助ける。また別の日には、同級生にいじめられていた蒼を助けるまっさん。蒼にとってまっさんは居場所を与えてくれた恩人であり、初めて信頼のおける人物だった。
中学生になった蒼は、テスト中にカンニングしている同級生を見つける。その後、カンニングを報告するメモを教師宛に匿名で残す蒼。蒼の闇を暴く行動は、ここから始まっていた。
場面は変わり、壁に二次元コードが書かれた紙を貼る蒼。その様子を見ていたまっさんは蒼の家に訪れる。まっさんには二次元コードのことを隠していたが、これまで蒼が数々の事件を暴いてきたことが全てばれてしまう。
非難を受けると思っていたが、まっさんの口からは「蒼、おまえすげえよ」と褒め言葉が。驚いた様子の蒼に対し、続けて「おまえに救われたやついっぱいいるんだろうな、声にならない声形にして。でももういいんじゃねえか?」「この人たちにとったら、光みたいな存在だよ」と優しく諭す。
まっさんは250年の寿命が尽きる前に、蒼に別れのあいさつをしにきたのだった。何に対しても興味を持たない蒼に対し、まっさんは「ずっと見てたぞおまえのこと」と最後まで蒼に寄り添う。まっさんの帰宅後に蒼は一人、まっさんが残した駄菓子を目の前に「おせっかいなんだよ」と笑顔で涙を流すのだった。
蒼とまっさんの出会いが描かれた第10話。視聴者からは「面白かった」「めちゃくちゃ泣けた」「あれもこれも伏線だったんだなあ…」といった投稿が相次ぎ、反響を呼んでいる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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