渡部秀インタビュー「科捜研」の裏側から「仮面ライダー」への思いまで

2017/09/23 15:00 配信

ドラマ

「科捜研の女」で物理研究員・橋口呂太を演じる渡部秀にインタビュー衣装協力:ジュンレッド


京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)の研究員たちが事件に挑む、沢口靖子主演の連続ドラマ「科捜研の女」(テレビ朝日系)が10月19日(木)夜8時よりスタートする。10月15日(日)夜9時からは2時間スペシャルの放送も決定した本作に、天真爛漫(てんしんらんまん)な研究員・橋口呂太役として前シーズンから加わった渡部秀にインタビュー。役柄との共通点や現場での裏話などを聞いた。

――渡部さんにとって2シーズン目が始まりますが、今のお気持ちはいかがですか?

前シーズンは途中参加で1クールしか演じていないので、まだ「科捜研」歴は浅いのですが、沢口靖子さんにはこの間「もう何年もやっているみたいだね(笑)」と言っていただき、なじめてきたのかなという安心感があります。また、今回は初めて2クール参加させていただくので、気合を入れて頑張らなければという気持ちです。

――シリーズの頭からの参加ということで、気持ちの上での違いはありますか?

そんなに変わりはないのですが、やはり心機一転して最初から入るというのは大きいです。今度は途中参加ではなく、科捜研のメンバーとして1話がスタートするので、身も引き締まりました。あとは新しいことにも挑戦できたらと思っているので、呂太のいろいろな面を見せていける台本になっていると思います。

――今回あらためて呂太という役と向き合う上で、意識している部分などはありますか?

作家の方の意図はなるべくくみ取っていきたいと思います。オンエアではあまり伝わらないかもしれないですが、実は(台本上では)呂太のせりふの末尾にはハートマークが付いているものもあるんです。やはりそこには作家さんの意図があると思うので、しっかりとくみ取れるように気を付けています。

――いわゆる“オネエキャラ”でもないのに、ハートマークは珍しいですね。

このハートには愛嬌(あいきょう)が込められているので、呂太の憎めない感じは意識して演技しています。ただでさえ呂太は敬語が使えない“タメ口キャラ”なので、嫌みのない“愛されキャラ”を作っていきたいなと思っています。

――そんな呂太ですが、渡部さん自身と似ているなと思う部分などはありますか?

似ているところ…ノリですかね(笑)。結構僕も行き当たりばったりで「まあ何とかなるっしょ」というタイプなので、そこは呂太と似ているかと思います。あとは、興味ないことはすごく興味ないし、興味あるものにはすごく興味を持つという、好奇心を示すものがはっきりしている性格という部分も共通していると思います。

――渡部さんは他人との距離感の詰め方が上手な印象があるのですが、呂太もそんな部分がありませんか?

そうですね…僕は他人に近づこうとは逆に思っていないのかもしれないです。普通に接しているうちにいつの間にか距離が近くなっていたというパターンです。僕もどちらかといえば独りの方が好きですし、呂太も人が好きというよりは呂太のすることに周りが興味を持って近づいてくることが多いと思います。近づくうまさより、近づかれる魅力を持っているのが呂太なのかなと。

――そうすると呂太を演じるのも自然にやれている感じですかね?

僕は呂太ほど明るくはないですが、僕から敬語を取れば彼になると思います(笑)。