千寿は加勢を呼び出し、証拠をすり替えたかと問う。交通事故で妻を亡くしてから加勢が変わったと話す千寿が「今ならまだ…引き返せる」と話すが、加勢は「無駄だよ」と自分を止められるのは、妻の明日香(芳野友美)しかいないと言い切り立ち去っていった。
副総理暗殺の容疑者となってしまった公安部の高見大地(高杉亘)から呼び出された千寿は、利己と共に指定された場所へ。そこで加勢の妻を車でひいたのは副総理の息子・揮一(簑輪裕太)だったことが分かる。副総理殺害は「お互いの利害が一致した結果だ」と話す高見が突然銃撃され、「HIDE & SEEKは共存する」という言葉を残して亡くなってしまった。
千寿は再び加勢と2人きりに。11年前、副総理を毒殺したのは加勢だと気づいた千寿は、利用されていたのではと問う。加勢はしらを切り通そうとするが、妻の交通事故死へのやりきれない思いを吐露し、魂を売ったと告白。さらに「HIDE & SEEK」のファイルを渡すように言う加勢に、引き換えに知っていることを話してほしいと、何度も説得する千寿の姿に胸が締めつけられる。
千寿が加勢を必死に止めようとする姿に「あまりに手を染めすぎててこりゃ引き返せないわと視聴者みんな思っただろうけど、それでも最後まで加勢を信じたかった千寿の思いがなー」「千寿さんの気持ちを思っても胸が痛い…」「今まで全ての捜査に反対していたのに、GOを出した時点で怪しいよね、一課長」「盟友だったが今はライバル的な存在だった警視正のいつもと違った行動。ここに違和感を抱いたまでは良かった」などの声が上がる。
さらに「勝手に自分で考察して、どんどんオクラの深みにハマっています」「前回ラスト、鴻上が何者かに連れさらわれた時、幾多室長が加勢刑事に向かって『あなたの仕業ですか?』と、何か知ってそうな口振りだったり、その後、千寿が見た『HIDE & SEEK』ファイルのブラックリストにオクラのメンバーが表示されたのも気になる」などと、物語に散りばめられた伏線を考察し深みにハマっているという声も上がり反響を呼んでいる。
※「三浦リョウ太」の「リョウ」の漢字は「僚」の「にんべん」を「けものへん」で表記
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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