正しい死因を知る手段が司法解剖しかない場合がある、と司法解剖の必要性について語ったあと、ひと呼吸おいて「私は法医になる前、震災で母を失いました」と語り始めた朝顔。
「混乱の中、溺死された方もたくさんいましたが、もしかしたらその中に、濡れた状態で救助を待っている間に凍死で亡くなられた方もたくさんいたかもしれません。この災害国である日本で正しい死因を知ることは、今後死者を減らすことにつながっていくと思います」と続けた。
そして「法医をやってきて言えることは、法医学者は、もう命を救うことはできませんが、ご遺体に耳を傾けることができる唯一の存在だということです」と、法医という役割への想いも…。ときおり涙で声を詰まらせながら2分半にわたって語られた、朝顔の“命の授業”。司法解剖への朝顔の率直な思いが上野の心揺さぶる演技によって語られた、本作の要とも言える場面だ。
「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中。1月は「監察医 朝顔」のほか、香取慎吾主演の“月9”ドラマ「人にやさしく」(2002年)「西遊記」(2006年)「薔薇のない花屋」(2008年)、深田恭子が金髪の19歳を演じた「Fighting Girl」(2001年)、瀬戸康史主演のミステリー「ロストデイズ」(2014年)などがラインナップされている。
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