10月2日にスタートし、第4週までの放送を終えた連続テレビ小説「わろてんか」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。
これまで、京都の老舗(しにせ)薬種問屋に生まれたヒロイン・てん(葵わかな)が、実家を捨てて藤吉(松坂桃李)と駆け落ちをするも、“いけず”な姑(しゅうとめ)を前に大苦戦し…という展開が描かれてきた。
「“笑い”がテーマの朝ドラ」というイメージが強かったために、「思っていたほど、笑えない…」という声も聞かれる本作。だが、「ヒロインが日本中に“笑い”を届けるべく、奮闘する物語」というだけで、作品自体が“コメディーもの”ではないのだから、当たり前といえば当たり前なのだろう。
制作統括の後藤高久氏はこの点について、「『わろてんか』は演芸のドラマではないです」とキッパリ。
「こういう家族いるな、こういう人たちいるなというところから始まって、けんかして泣くこともありながら最後には笑うという、そういうホームドラマを目指しています。ずっと笑っていたら笑いの閾値(いきち)が上がって苦しいですから、笑ったら泣いて、泣いたら笑ってというのを繰り返していくんです」。
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