――非常に期待の高まる『髑髏城の七人』ですが、そんなおふたりが思う“舞台の魅力”というと何でしょうか。
木村「根本は最初から最後までその人を追って見られるということが舞台の良さだと思うんですね。その役がずっと出てくるからずっと追えるし、気持ちを切らずに綴っていけるんですけど、映像だとシーンが飛んだりして途切れる瞬間もあって。舞台はずっと繋げて見られて、しかも熱量や呼吸感がそのまま伝わってくるので、体感できるものであることが舞台と映像の違いなのではないかなと思います。あとは、生のやりとり。日に日に違うんですよね。コンディションでも違ってきますし。そういうところが、面白いと思います」
須賀「見に来てくださるお客様も作品作りに関わる重要なピースなのかなと思っていて。最後のピースというか、お客様がいるからこそ成り立つというか。公演期間においてもそうですし、お客様も毎日違う方が来ていて、それだけでも毎日違う空気感になるところも、それこそひとつ参加していただけている感覚はほかにはない場だと思います。それとフィルターを挟んでいないので、そこが一番の魅力ではないかと思います」
――それでは最後に作品への意気込みと読者へのメッセージをお願いします。
木村「上弦、下弦に関わらず一体となってこの『髑髏城の七人』の128回公演やらせていただきます。64回ずつに分けて。本当にお客様に見に来ていただいて楽しんでもらうことを前提に作るんですけど、お客様には怪我がないように祈っていてほしいなと。皆さんの『頑張れ!』という気持ちで頑張れるもんね」
須賀「それは確かです」
木村「なので、ぜひ見に来ていただいて、そして祈っていていただきたいと思います」
須賀「一番、このシリーズの中で若いキャストでお届けするので、熱量勝負で全力で汗をかいていきますので、ぜひ遊びに来ていただけたらなと思います」
えびさわなち
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