広末涼子「優里は二面性があるけど、すごくリアリティーのある役」

2017/11/15 07:15 配信

ドラマ インタビュー

菜美(綾瀬はるか)、優里(広末涼子)、京子(本田翼)の主婦友3人が、同じ街で暮らす主婦たちが抱えるトラブルを次々と解決していくドラマ「奥様は、取り扱い注意」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)。アクションあり、笑いありのエンターテインメント性あふれる内容で、毎週話題を集めている。

11月22日(水)放送の第8話では、菜美、優里、京子が、近所に住む政治家・三浦のホームパーティーに参加。そこで菜美は、怪しげな動きをしていた藍子を見掛け、不審に感じる。

今回、優里を演じる広末にインタビューを行い、今後の見どころなどを聞いた。

ドラマ「奥様は、取り扱い注意」で優里を演じる広末涼子(C)NTV


優里の人格に不安を感じた時期も


――撮影も終盤に差し掛かっていますが、これまでを振り返っていかかがですか?

演じていてすごく楽しくて、周りからの反応もとてもいいです。学生時代の友達は主婦が多いですが、彼女たちの評判もいいのでうれしいですね。私も主婦目線で見ていて、“正義が勝つ”みたいに感じられる内容が楽しいです。

――優里を演じる上で、難しさはありますか?

最初、(菜美と京子の)3人でいる時のハッピーなテンションと家に帰ってからのちょっと閉塞的な感じのギャップがあって、「これは人格的に成立しているのかな?」と不安がありました。

優里のキャラクターは、自分が置かれている環境や状況に妥協して、おとなしく亭主関白を受け入れるタイプではないと思うんです。いつも、旦那(石黒賢)さんに自己主張するのですが、毎回言いくるめられてしまって…結局、心が折れてしまうんです。でも、最初からそうなるのはやめようと心掛けています。そこが難しいところでもあります。自分の意見を言うキャラクターでいようと思っても、あの家庭にはそうできない空気がありますね(苦笑)。

だから、「つまり人間って、こういうものなのね」と思うことにしているんです。友達といたらこんなに楽しめるのに、夫婦でいたらおとなしくなってしまうのは仕方のないことだと…。優里の持つこの二面性が、これからどう変わっていくかですね。今後、優里が追い詰められるストーリー展開になっていくと思うのですが、その部分は難しくもあるけど大事な部分だと思っています。