「コウノドリ」坂口健太郎、下屋との関係に発展は「いやいや、ないでしょう(笑)。でも…」

2017/12/01 09:00 配信

ドラマ

ヒューマン医療ドラマ「コウノドリ」(TBS系)の第8話が12月1日(金)に放送。今回のリレー連載は、新生児科医・白川領を演じている坂口健太郎が再び登場! 第8話では、NICU(新生児集中治療管理室)に入った赤ちゃんの診断をめぐって白川が窮地に陥ってしまう。そんな注目の展開についてインタビュー。撮影の裏話も聞いた。

撮影●諸井純二


第8話では白川が医療ミスと批難される大ピンチに!


―第8話の予告編では、白川が赤ちゃんの父親から「医療ミスですよね」と言われています。どのような状況なのでしょうか?

シーズン1に比べると、白川は演じる僕が驚くほど、急激な成長をしましたよね。ほとんどの治療は自分でできてしまうし、周産期母子医療センター長の今橋先生(大森南朋)にも認められ、自信がついてきた。ちょうど“自信と過信”の境目にある時期なんですよね。そんなとき、自分が研究している新生児遷延性肺高血圧症と思われる赤ちゃんがNICUに入ってくる。そして、その親御さんに「この病気は、僕が学会で研究発表しているんです」と告げるのですが、冷静に考えれば、言わなくてもいいこと。それを言うということはちょっと過信があるのかなと思いながら演じました。

―第7話の時点で、今橋に「周りが見えなくなっているのでは」と心配されていましたよね。

気を付けたのは、白川が天狗になっているようには見せないということ。失敗してしまいますが、白川なりに「赤ちゃんを救いたい」という正義を追求した結果なんだと思ってもらえたら、うれしいですね。もちろんミス自体はやってはいけないのですが、医療監修の先生たちに聞くと、やはり白川のような20代のころに、自分の考えに固執してしまうということはあるらしいんです。自己暗示のように、見えているはずのものが見えない。僕自身も学生のころはバレーボール部に入っていて、そういう“自信と過信”のはざまにいるような時期があったんです。「自分が一番うまい」と勘違いし、試合では「トスが全部、自分に上がればいい」みたいな(笑)。ディレクターさんたちとも、「こういう時期って誰しも経験あるよね」と話しました。