24日に最終回を迎えるドラマ「陸王」(TBS系)で、主人公・宮沢紘一を演じた役所広司と老舗足袋屋「こはぜ屋」の面々がクランクアップ! 笑顔あり涙あり、ドラマのモチーフにもなった実業団マラソンさながらの力走でゴールテープを切った。
青空の下、最後の収録シーンは実業団ランナー・茂木(竹内涼真)らの出場するレースを宮沢らが沿道で応援する場面。役所とこはぜ屋の従業員を演じた上村依子(橋井美子役)、吉谷彩子(仲下美咲役)、春やすこ(水原米子役)、内村遥(安田利充役)、正司照枝(西井冨久子役)、志賀廣太郎(富島玄三役)、阿川佐和子(正岡あけみ役)や“チーム陸王”の天野義久(江幡晃平役)、市川右團次(村野尊彦役)、風間俊介(坂本太郎役)らが最後の撮影に臨んだ。ドラマの舞台となった行田内で、たくさんの市民エキストラに囲まれながら撮影が進行。合間には役所がスタッフらにお礼を伝える姿も見られるなど、笑顔と感謝に包まれた最終日となった。
すべてのカットを撮り終わると、ドラマのテーマ曲が流れる中、キャスト一人ひとりの名前が呼ばれ「オールアップです!」の声とともに惜しみない拍手が送られた。チームを厳しくも温かく導いた演出・福澤克雄氏が一人ひとりと肩を抱き合い、称え合った。
続いてキャストらが「鹿児島の父親がとても喜んでくれました!」(上村)、「陸王から“あきらめない”ということを教わりました」(吉谷)、「行田市民、最高です!」(天野)、「また行田に来たときには声をかけてください!」(春)と喜びのあいさつ。こはぜ屋のまとめ役“ヤス”として全話を走り切った内村は「こんなに素晴らしい機会をいただき…本当にありがとうございました」と男泣き。正司は「皆さん寒いのによう来てくださいました」とエキストラをねぎらい、志賀は「玄さんは10話のうち何回“やめよう”って言ったか、巷の噂になっているようですけれど(笑)、最後は『やろう』と。この歳ですけれど、この作品に出会えてもっと精進していかないと、と思います」と笑顔を見せた。
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