岡田准一「怖くて脚本を読むのも大変です」鬼才・中島哲也監督と初タッグ!

2018/02/12 21:30 配信

映画

2019年公開予定の映画「来る」に出演する妻夫木聡、黒木華、岡田准一、小松菜奈、松たか子(写真左から)(C)2019「来る」製作委員会

日本映画界の鬼才・中島哲也監督にとって「渇き。」以来の最新作となる、映画「来る」が2019年に公開されることが判明。「海賊とよばれた男」(2016年)で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞、近年その他にも数多くの映画でメインキャストを務めてきた岡田准一が主演し、中島監督と初タッグを組む。

中島監督が最新作の題材に選んだのは、「第22回日本ホラー大賞」にて宮部みゆきらの大絶賛コメントを浴びて大賞を受賞した、澤村伊智による小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)。

本作は、“得体のしれない脅威”が忍び寄る、王道の恐ろしさを持ち合わせながらも「今まで正義だと思っていた人間が、角度を変えてみた時に全くの別人に変わる」という“人間の怖さ”も持ち合わせ、それが見事にリンクした二重の恐ろしさを持つ作品として高い評価を受けている。

中島監督は、原作小説を読んですぐに「映画化したい」と快諾し、1年以上にわたり脚本を執筆。劇団「ハイバイ」を主宰し、岸田國士戯曲賞、向田邦子賞をW受賞した気鋭の劇作家・岩井秀人も共同脚本として参加することで、原作の魅力はそのままに、中島監督でしか撮ることのできない映画の企画が立ち上がった。

主演の岡田がフリーライターの野崎を演じ、妻夫木聡が正体不明の“それ”に狙われるきっかけとなった重要な役どころを演じる。

ほか、妻夫木扮(ふん)する田原秀樹の妻役に黒木華、岡田演じる野崎と共に“それ”と戦うことになった女性に小松菜奈、映画「告白」(2010年)の主人公としても記憶に新しい松たか子が、“最強の霊媒師”役で参加する。

日本アカデミー賞常連の主役級キャストが集結し、企画・プロデュースを「悪人」(2010年)、「モテキ」(2011年)、「君の名は。」(2016年)など、数々のヒット作を世に放ち続ける川村元気が担当。中島監督と川村プロデューサーのタッグは大ヒット作「告白」以来、2回目となり、注目を集める。

川村Pは「中島哲也監督と『告白』以来、8年ぶりに映画を作れることに興奮しています。『サイコ』『エクソシスト』『シャイニング』など傑作だらけの恐怖映画の歴史に刻まれる作品を目指し、志高く映画を作っていきたいと思います。

本当に恐ろしいのは“それ”なのか“人間”なのか。日本最高峰の俳優たち、そして観客と共に答えを探していく。そんな真新しいエンターテインメントを目指します」と力を込めた。

そしてキャスト陣のコメントを全員分紹介!