続いて【怒】。ニセ札作りを目撃してしまった弁護士の万平は、怒りの言葉を述べる。
理市(瑛太)に首を絞められた上に「もし良かったら、仲間に入りませんか?」「あなたを雇います。このことを守秘義務にしてもらえませんか」というめちゃくちゃな誘惑を受けた万平だが、そこは一刀両断。
多くの罪を犯した“その後の人生”を見てきたからこそ、説得力のある言葉だったが、願いは届かず、亜乃音の元に捜査の手が及んでしまった。
そして、【哀】はハリカの言葉から。彦星は、ハリカを一途に思うあまり、茉歩(藤井武美)の勧める高額医療を拒絶。
彦星と会う直前にその事を聞いたハリカは、彦星に長生きしてほしいという思いから「重荷になってきた」と心にもないうそをつき、突き放した。
第1話から「会いたい」と願っていた彦星との“カーテン越しの対面”シーンは、10分超にわたって描かれた。
厳しい言葉を彦星に浴びせる一方で、涙が止まらない少女の素直な表情に、視聴者の心も強く締め付けられた。
場面は一変して、【楽】編を。理市が防犯カメラに映った映像がニュースで流れた時の、亜乃音のせりふ。
自分たちが罪に問われる可能性があるにもかかわらず、なぜかワクワクしてしまう4人。特にハリカは、亜乃音たちと思い出が増えていくことが楽しくて仕方ない様子。
こちらも【楽】のシーン。彦星との対面の約束を、亜乃音、るい子、舵に報告したハリカ。
「デートの約束して浮かれてる女の子みたいに見えちゃいましたね」といじられ、ちょっとムキになって返事をするハリカがとてもかわいらしい。その直後、思わず「クソ」と口走って、大人たちを驚かせ笑わせる一幕も。
注目すべきは、食卓の場面での様子が、1話で放送された幼少期の天真爛漫なハリカ(大迫莉榎)のしぐさにどんどん似てくる点。広瀬の細かい表現力にも目が離せない。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)