4月6日(金)にスタートする池松壮亮主演「ドラマ25『宮本から君へ』」(テレビ東京ほか)で、後半話で登場する追加キャストに松山ケンイチ、高橋和也、浅香航大、酒井敏也、蒼井優の5人が決定した。
同作品は、文具メーカー「マルキタ」の新人社員、恋にも仕事にも不器用な宮本浩(池松)が営業マンとして、人間として、成長していく青春ストーリー。宮本は数々の人と出会い、泣き、笑い、怒り、自分の存在の小ささに苛立ちながらも必死に前に進もうと奮闘していく。
後半話で宮本に大きな影響を与える営業の先輩・神保和夫を松山ケンイチ、二人の営業先でもある文具問屋・ハタダ営業部の安達辰也を高橋和也、ライバル文具メーカー・ニチヨンの営業マン益戸景を浅香航大、文具の仲卸業者ワカムラ文具の営業部長・島貫康治を酒井敏也、神保の友人でデザイン会社勤務の中野靖子を蒼井優が演じる。
また、主題歌のエレファントカシマシに続き、エンディングテーマはMOROHA「革命」に決定。2013年にリリースした2ndアルバム「MOROHA II」のジャケットイラストは本作原作者・新井英樹が描き下ろしたことも有名だ。
自分の仕事に対する考えとは全く違う神保を演じる機会を得られて嬉しく思っています。
自分にとって仕事とは何かを考える時間になりました。
「宮本から君へ」の台本を読んだ時、懐かしい感じがした。
みっともない青春が社会の中で揉みくちゃにされている。その様が愛おしくかつて自分が味わった敗北の日々を思い出させてくれた。スマートである事を強要される時代に於いてこの泥臭い物語をやる事にどんな意味があるだろうか?
人と人とが面と向かって己の主張を相手にぶつける事の出来た健康な時代。今そんな事をすれば「特殊な人」として周りから浮き上がってしまうだろう。主人公の宮本は若く無知だ。
しかし彼にはどこで覚えたのかは判らないが 「執念」がある。この一点のみを武器に周りを振り回しながら強引に突き進んで行く。 突き進んだ結果、負ける。しかしこの「負ける」ところにリアリティを感じるし、又同時に 明日が見えてくる。
この『宮本から君へ』という作品。。。とてつもないエネルギーでした。
多種多様な輪郭を持った方々の中、益戸景役を自分が演じきることができるのか、プレッシャーに押し潰されないよう奮起し続けました。
一癖も二癖もある益戸景というキャラクターが、僕をこの作品の中に立たせてくれていたんだと感じます。僕は宮本や神保、その他の面々、そして益戸も、全て正義だと思いました。
時代や背景、信念、目線によって、様々な捉え方で楽しんでいただけると思います。ご期待ください!
島貫部長本当に嫌な人です!
時代が嫌な人にしたのか?
育ちが嫌な人にしたのか?
業界の構造が嫌な人にしたのか?
そこまでするんだ島貫さん?
休日は何しているんだろう? 友達居るのかな?
ドラマを見てそう思って貰えたら役者として嬉しいです。
宮本から君へ
君、ってのは俺の事だ。
これは宮本からのメッセージ、そう思って十八歳の俺は原作を読んでいた。
その後、自分の生き様と運良く出会えた俺は気付けば、俺から宮本へ、送る言葉を綴っては人前で叫び散らかすと言う仕事についていた。
そして2018年、あいつは再び生まれ直す事になる。
久し振りに出会う宮本にグラスを掲げて俺は言う。
「乾杯、誕生日おめでとう。」
これはお前の歌だよ。
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