そしてこのたび「第8回東宝シンデレラオーディション」でグランプリを獲得した福本のスクリーンデビューも明らかになった。
同オーディションといえば、沢口靖子、長澤まさみら現在活躍中の人気女優を数多く輩出したことで知られる、女優への登竜門の1つ。
福本は2016年に行われたそのオーディションでグランプリを獲得し、芸能界デビューすると、雑誌「Seventeen」の専属モデルや、「NHK高校講座 物理基礎」(NHK Eテレ)にレギュラー出演するなど、活躍の場を広げてきた。
先日、竹内涼真と浜辺美波が“ヒネクレ者のイケメン教師”と“恋に恋するパワフルヒロイン”に扮(ふん)し、2018年8月1日(水)に公開される「センセイ君主」への出演も発表されたばかりだが、一足先に本作で大女優への第一歩を踏み出す。
そんな福本の役どころは、阿部演じる主人公・寛之進が、猫ののみ取りを命ぜられて、暮らすことになる長屋の住人の娘・おみつ。
貧しく身を粉にして日々働き、小さい子供たちの面倒も見るしっかり者の町娘だ。
また、読み書きを無償で教えてくれる佐伯友之介(斎藤)に、ひそかな恋心を抱きつつも、一生懸命勉学に勤しむ。友之介が病に伏せたときには率先して看病を行うという、心優しくけなげな娘を体現する。
鶴橋監督は、福本の演技に「ただその場にいるのではなく、何とか友之介の身の回りのことを手伝いたい気持ちを秘めた様子をうまく演じてくれた」と評した。
福本の出演シーンは、おみつをはじめ長屋の住人たちの暮らしぶりや人情がエリート侍だった寛之進の心情を変えていくという重要な場面。
なお、初の映画&初の時代劇の現場での初々しい福本の様子を写したメーキング映像も公開された。
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