――本作に出演が決まった時のお気持ちは?
「ようやく自分の番が来たか!」と思いました(笑)。
「花より男子」(2005年ほか、TBS系)が放送されていたのが5歳と7歳の頃で、見た記憶が残っていたので、英徳学園の撮影で初めて現場に入った時は「この学校のこの感じ見たことあるぞ!」って興奮しましたね。
今までこういう学園モノの枠に出演させていただいたことがなかったんですけど、年代的にこういう役に選ばれるようになったのも感じて「ついに自分の番が来たんだ!」ってうれしかったです。
――ご自身が演じる平海斗はどんな人物ですか?
すごく多面性のある役だと思います。C5のメンバーに見せる顔や晴に見せる顔、英徳学園の一般の生徒に見せる顔が全然違う役なので、そういう部分を楽しんでいただきたいです。
もちろん、音(杉咲)と晴、天馬(中川)の3人の関係性が物語で一番面白いところだと思うんですけど、晴以外のC5の4人のメンバーが見せる顔の違いにも注目してほしいです。
――海斗を演じる上で心掛けていることは?
普段が猫背なのですが、気品のある役柄なのでしっかり背筋を伸ばして正しい姿勢でいられるように気を付けています。
あと、メガネを“くいっ”とするタイミングも。原作に則って左手でやっているんですけど、気を付けないと顔が隠れてしまうので、カメラにちゃんと映るようにタイミングに気を付けながらやっています。
――原作「花のち晴れ」で好きな場面は? そして、撮影で楽しみにしていることはありますか?
原作がとても面白かったので、どのシーンも「どうなるんだろう」って全部楽しみですね。
特に、海斗が愛莉に詰められているシーンが面白かったですね。
その時に石像に石を投げつけるんですけど、それがすごく面白いなと。映像化されたらどうなるんだろうなってずっと楽しみでした。
それで実際撮ってみると、愛莉と愛莉を演じている今田(美桜)さんの普段とのギャップがすごくて、「怖っ!」ってなっちゃいました。
撮影の途中からスイッチが入っちゃったみたいで。怒らせたらいけない人なんだなと思いました(笑)。
――海斗は振り回される役どころですよね。ご自身と似てる部分はありますか?
割と友達には振り回されている気がするので、似ているかもしれないですね。
どちらかというと、自分から「あっちこっち!」って振り回すより、「どっちですか?」って相手に聞いて、「あ、そっちね」とか「あ、こっちか」ってなりますね(笑)。
――頼られるタイプなんですね。
そうですね、頼られている方だと…自分では思っています(笑)。
精神年齢が高い部分は海斗と似ているんじゃないかなとは思いましたね。
――共演者の方のご印象は?
皆さん、優しくてとても天然な方が多い気がします。特に杉咲さんと平野さん、飯豊(まりえ)さんはすごくふんわりされた朗らかなタイプで、見ていると落ち着くんです。
僕が一番年下なのですが、皆さんを見守っている感覚がありますね(笑)。楽しく現場に居させていただいています。
――現場ではやっていることはありますか?
最初の読み合わせの時から一時、「人狼ゲーム」が現場ではやっていたことがありました。
杉咲さんが「やろうよ」ってお声掛けくださったんですけど、ルールを把握されてなかったみたいで、「おお!」って全員が吉本新喜劇のごとくこけていくような感じになって、それがすごく面白くて。
それがきっかけでみんなが打ち解けられたので良かったなと思いました。
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