――芝居について、福田監督からはどういうお話が?
クランクインしたのがラストシーンだったんですけど、そこで僕がやった芝居が、福田さんのイメージとはちょっと違ったらしいんですよね。でも、そこを逆算して、全体的に慎太郎という役の印象を変えたと言ってらっしゃいました。セリフを増やしたりして、バランスをとってくれたみたいです。わりと自由にというか、のびのびとやらしていただきました。
――空港のシーンですね。山田さんに「胸毛一本くれよ」と言っていたセリフには笑いました(笑)。あれも台本にあったのですか?
どうだったかな? アドリブで出ちゃうときもあるんですよ。ハワイでの生活で孝之さんの胸毛がフィーチャーされたりしてたんで(笑)、思わず出ちゃったのかもしれません。
――山田さんとはハワイでどんなことを?
一緒にジムに行って、筋トレをやってましたね。筋トレの仕方を教わったり、いいプロテインを教えてもらったりとか。あと、ダイヤモンドヘッドや海に一緒に行ったり、撮影以外の時間もずーっと一緒にいました。
――慎太郎のシーンで注目してほしいところはどこですか?
あくまで山田さんが演じる大輔と、長澤さん演じる瑠衣のラブストーリーではあるんですけど、僕が演じている慎太郎という役のちょっとした恋心みたいなのも拾っていただければと思います。
【ストーリー】
ハワイでコーディネーターをしているプレーボーイの大輔(山田)は、カフェで瑠衣(長澤)と出会い、恋に落ちる。しかし、翌日同じカフェで出会った瑠衣は大輔のことを覚えていなかった。瑠衣は交通事故の後遺症で、記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害を負っていたのだった。さらに、瑠衣のことを思う父・健太(佐藤二朗)、弟・慎太郎(太賀)により、瑠衣は事故にあった日と同じ一日を繰り返していた。
事情を知った大輔は、毎日、自分を覚えていない瑠衣に告白し続ける。瑠衣にとっては毎日が大輔との初対面。大輔の機転と努力で2人は結ばれるが、瑠衣は大輔が天文学者になる夢を持っていることを知る。明日を覚えていない自分をひたすらに愛してくれる大輔の将来を思い、瑠衣はある行動に出る――。
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