現在と過去の事件がリンクするミステリードラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」(フジテレビ系)で、集団暴行事件の主犯で逮捕され、自ら命を絶った加藤亮太を演じている神尾楓珠。主人公の健人(坂口健太郎)の兄役でミステリアスな表情を見せている彼に直撃インタビュー!
――ある事件の主犯として逮捕された亮太は、謎めいたキャラクターですが、どんなことを意識して演じていますか?
暴行事件に関わっていますが、亮太の素顔は家族思いの少年なんです。母親を楽させるために新聞配達をして家計を支えたり、弟の面倒を見たり。家族が大好きなところは共感できます。優しさを持っているのになぜ暴行事件を起こしてしまったのか、見ていただいてる方たちに信じられないなと思ってもらえるように謎めいたお芝居を意識しています。
――家族を思いやれる少年なのに事件を起こしてしまうギャップも注目ですね。
そうなんです。僕自身もよく黙っていると、とっつきにくいって言われるんで、ミステリアスなお芝居は得意かもしれません(笑)。よく友達から、「見た目と中身が真逆だね」と言われるので、僕自身もギャップがあると思います。高校生のときは、スピードワゴンの井戸田潤さんのハンバーグ師匠というキャラクターのマネやゴー☆ジャスさんの「レボリューション」とか。挙げればきりがないくらい流行りの芸人さんの物まねを学校でよくやってましたから(笑)。
――お笑いが大好きなんですね! ドラマの第5話では小学生時代の健人を演じる大西利空くんをおんぶするシーンもありましたが、大西くんとすっかり仲良しになりましたか?
すぐに打ち解けました。僕には利空くんと同い年の小6の妹がいるんです。「今、学校で何が流行ってるの?」とか、「今どんなゲームが人気なの?」とか、いろいろ話しかけていたら自然と仲良くなりました。利空くんは勉強が好きな子で、撮影の合間はずっと宿題をやっているんです。勉強を見てあげようかなと思ったら、レベルが高くて分からなかった(笑)。うちの妹も流行りのユーチューバーについて僕より詳しくて、ついていけないんですよね。
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