――杉丸とご自身で、似ていたり、違うなと思うところはありますか?
杉丸は硬派で寡黙なタイプで、その部分は僕とは違うなと思って、最初は演じられるか心配だったのですが、杉丸をどんどん知っていく中で、仲間思いで優しく、少し抜けてる部分もあったり、内面で思っている事でリンクする部分があったので、「杉丸っぽくしよう」というよりは、段々自然に感情移入することができてきて、意識せずに素っぽくできるようになってきたかなと思います。
――撮影期間の中でどんどん体が大きくなっていると思うのですが、どのように鍛えてるんでしょうか?
週2、3回くらいジムに行って、ベンチプレスや腹筋など上半身を中心に1時間半くらいのメニューを毎回やっています。
筋トレし始めた頃に比べて、7~8kgくらい増えました。緩めに買っていたシャツがピチっとしてきて、たまに歩いてて鏡に映る自分をふいに見ると「あれ、誰だ?」ってなります(笑)。
C5の象徴であるブラックジャケットを着られるギリギリの筋肉のつけ方を意識しています。オーダーメードなんですけど、(筋肉がつくことを想定して)少し緩めに作っていたんですが、最近はきつくなってきました。
本編の杉丸も筋トレしてる時が多いんですけど、ドライやテストとかで50~60回やってると、それだけで鍛えられていきます。あまりにも回数を重ねていて、たまに本番で「やばい…!」ってちょっと腕がつらい時もあります(笑)。
実は、去年の忘年会で事務所の先輩である小栗(旬)さんにお会いして、それまであいさつくらいしかしたことがなかったので、すごく緊張したんですけど、「『花のち晴れ』に出演することが決まりました」とお話させていただいたんです。
僕ひょろひょろだったので体を作りたくて、相談したら、小栗さんや役者仲間の方が通っているジムを紹介していただいて、小栗さんと仲のいいトレーナーさんにずっと見ていただいてます。
――「花より男子」(2005年ほか、TBS系)の花沢類を演じていた小栗さんからは、他にもアドバイスいただいたりしましたか?
ジムに小栗さんもいらっしゃったりするので、たまに時間が被ってお会いできた時は少し相談させていただいたりしました。
1話~3話くらいを撮影していた時は「こういうことがあって、失敗してしまって…」というような相談を…いろいろと不安なことを話したら、勇気づけられるようなことをピンポイントで言っていただけて。
自然と「明日からも頑張ります!」という気持ちになりました。それを伝えたら「頑張れ!」って返していただいて、男目線から見てもやっぱり格好いいなと思いました!
――杉丸といえば、スポーツ選手の名言で晴の背中を押したりしているのが印象的ですが、ご自身の中でお気に入りの名言ベスト3を教えて下さい。
ベスト3ですか…どれもとてもいい名言ですよね。
すごい悩みますが…1位は2話で言ったイチローさんの「壁というのは越えられる人にしかやって来ない」ですね。
2話の撮影の時はまだ慣れていなくて、不安で大丈夫かなと悩んでいたので、自分に照らし合わせてそれが「壁」だなと感じていたのもあってこの言葉に感銘を受けましたし、落ち込んだ時でもそれを乗り越えられるというポジティブに切り替えていくというのが素敵だなと思います。
僕も一回落ち込むと、ネガティブになってずっと落ち込んでしまうんですけど、ずっと落ち込んでいても何もうまくいかないから、ちゃんと受け止めて、やりきるしかないなと、思考を変えたいなと、この名言を知ってからは意識しています。
その次は、5話の、松岡修造さんの「本気になれば自分が変わる! 本気になれば全てが変わる!」ですね。
本当にその通りだなと思って、常に「本気になれてるか?」って自分に問いかけています。すごく大切なことだなと思いました。
あと、6話で言った、ラモス瑠偉さんの「テクニックは人から教わることもできる、でもハートは自分で鍛えるしかない」も好きです。
仕事やプライベートで、小手先の技術というのも大事だと思うんですけど、自分の強い気持ちというのは人から教わるものでもないと思うし、自分で鍛えていくものだから僕もそうしようって思いました。
僕、結構ハートが弱くて、気にしやすくて傷つきやすいので、鍛えている途中です!
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