「おっさんずラブ」現場で記者が感じたさまざまな“愛のカタチ”【おっさんずラブ連載】

【ザテレビジョン/記者コラム】田中圭主演の土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)もついに6月2日(土)に最終回を迎える。理想の上司とイケメンな後輩から同時期に愛を告白されたダメ男が織りなす、性別を超えたピュアなラブストーリー。恋愛ドラマとして王道をいく同作品は、「牧春」などという言葉も生まれるなどSNSを中心に徐々に盛り上がり、第6話の放送当日には、トレンドで世界一になるなど爆発的な人気を誇っている。

この「WEBザテレビジョン」で設けてきた特別連載「おっさんずラブ」では、キャストインタビューや現場レポを掲載。毎回アクセスランキング上位に入るほどの人気ぶりだった。そこで最終回となる今回は、今作の撮影現場におそらく誰よりも多く潜入取材に入ったと自負できる弊誌担当記者だからこそ伝えることのできる「おっさんずラブ」の魅力を、あらためて紹介。さまざまな“愛のカタチ”があった現場の様子を伝える。

黒澤部長の乙女な表情にスタッフもノックアウト！

まずは、俳優陣から感じた“愛のカタチ”から。「天空不動産」セットでの撮影初日には、1日中独占で密着し、撮影の合間には本誌用に田中さん、吉田さん、林さん3人のグラビア取材もさせていただいた。現場に入ってみると、撮影が始まったばかりの作品とは思えないくらい、スタッフとキャストがもうすっかり和気あいあいとした雰囲気が出来上がっており、少し驚いた。クランクインや、撮影初日の人がいると、少し緊張した雰囲気を感じることも多いのだが、この現場にはそれが全くなかったのだ。

いざ、撮影が始まるとそこには想像をはるかに超えた、はるたんと部長の姿があった。この日は、トイレでの壁ドンや、春田と手が触れ合うシーン、「天空不動産」で春田に部長に迫る…というシーンを撮影。すでに、吉田さんが演じる黒澤部長は春田への恋心がその視線や細かいしぐさからあふれ出しており、目もハートマーク状態。その乙女で切ない表情にはスタッフも「かわいい…」だとか、「かわいそう…」とつぶやいてしまうほど。