――先輩の姿に刺激を受けながら、少しずつ成長していく外村を演じていたわけですね?
うーん、外村の成長を意識し過ぎると、違う人物になるかもしれないと思ったんです。だから、その場の空気を大切にしながら演じていましたね。
――この作品を撮り終えて、芝居に対する思いは多少変化しましたか?
芝居の難しさは、今も感じています。ただ、この作品を経験したことで、そういう気持ちを持ち続けるのもいいのかなと思いました。
――ちなみに、自分のテンションを調える方法はありますか?
アクションシーンとか、テンションを上げたい時は“オラァー!”と叫んだり(笑)、体を思い切り動かしたりして本番に向かいます。全身からエネルギーを出す感覚というか。早朝1発目の撮影が激しいアクションシーンの時は、その方法で自分のテンションをどんどん上げるようにしています。「羊と鋼の森」のような作品では、感覚を研ぎ澄ませるのが大切かなと思ったので、内側に向けて集中することをいつも意識していました。
※山崎賢人の崎は正しくは「立さき」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)