伊東歌詞太郎初の著書が3刷決定!トーク&サイン会でファンも聞き入ったスランプ脱出法に注目

2018/06/14 14:26 配信

芸能一般 インタビュー

伊東歌詞太郎

ファンへのメッセージ・スランプについて


この日のトークでは、ファンに募った質問に答える趣向も用意された。

繰り返し読んだ本を尋ねるものや、小説「家庭教室」に登場する料理店・レストランのモデルを明かしてとお願いするものの他、「スランプ時の対処法」を聞く質問もあった。これを受けて伊東歌詞太郎は、自身の思いを語り始めた。

「僕は曲作りをしていて、その作業にはめちゃめちゃ波がある。1日で1曲出来ることもあれば、全然出来ない時もある。それを繰り返しているんですね。

今年はまだ1曲2曲しか作れていないんです。言うなればこれはスランプ。けど、僕はスランプが全然怖くない。なぜかというと、スランプの理由が分かっているから。

僕が世の中に出すのは、自分の『これはいいぞ』という基準を超えたもの。基準を超えた作品だけをみなさんに提供しているわけです。

これを続けていくと、自分の実力は上がっていく。すると今まで通りだとその基準に届かないんですよ。だから曲が完成しない。それは自分のスランプだと思うんですね。

つまり、スランプというのは、レベルアップの前ということ。自分の人生を振り返っても、スランプを抜けた後は、それまでと全然違う、もっと良いものが出来ている。

誰しもスランプ中はやっぱりつらいもの。今までうまくいっていたことがうまくいかないんだから。そこで人はくじけるもの。だけどそこでやめないでほしい。やめないでスランプを抜けた先では、今までと全然違ったものが作れるようになる。

スランプというのは、レベルアップ直前の期間なんです。足踏みを続けてほしいと思う。きついなと思いながら、頑張ってほしい」

会場にはいないファンまでも含めて励ますかのように丁寧に熱く語る言葉は、ファンの胸にしっかりと届いたに違いない。サイン会の中で、受け止めた思いを伝えようと一生懸命に語り掛けるファンの視線と言葉は強く印象に残った。

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