ヒロイン・てん(葵わかな)とその夫・藤吉(松坂桃李)が寄席を開業し、大阪に笑いを届けていく「わろてんか」(2017-2018年)で漫才師・秦野リリコ(ミス・リリコ)を演じた広瀬アリスは1994年12月11日生まれで、こちらも23歳。
「わろてんか」の物語序盤ではてんと藤吉の仲を裂こうとする“憎まれ役”だったが、やがて女優、そして漫才師としての才能を開花させ、てんとは“戦友”ともいうべき絆で結ばれた。見る者をゾクッとさせる流し目と小気味よい関西弁がお茶の間でも人気になり、コメディエンヌとしての才能も評価された。
バラエティー番組への対応力の確かさにも定評がある。昨年「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)に出演した際は、あまりのリアクションのよさに中居が「アリスちゃん、そのリアクション…今日は芸人枠なの？」とイジられたり、今年2月に放送された「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)で天然エピソードを語って松本人志から「不思議の国のアリスか！」とツッコミを受けるなど、バラエティーの大御所たちとの絡みも見事だ。
「わろてんか」前後にも映画「氷菓」(2017年)、「巫女っちゃけん。」(2018年)で主演を務めるなど、着々と名実兼ね備えた主役級女優へと歩を進めている。この夏はドラマ「探偵が早すぎる」(7月19日スタート、毎週木曜夜11:59-0:54日本テレビ系)で滝藤賢一とW主演。コミカルなやりとりもあるという本作で、磨き上げたコメディセンスを発揮する。
“朝ドラヒロインの親友”から一気にステップアップする新進女優たちから目が離せない。
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