祖父・仙吉(中村雅俊)はそのやりとりに「2人にしたったほうがよくないか?」とハラハラするが、ほかの家族は弟・草太(上村海成)が「そんなことより続き。俺は続きが聞きたい」と促すなど全員が鈴愛と律のやりとりに興味津々。鈴愛も、“家族全員の前で公開処刑”と言いつつ「あのプロポーズを断ったのは惜しかった」などと自分の本心を臆することなくぶちまけるオープンさだ。
そんな楡野家のありかたを見たユーコ(清野菜名)はその夜、鈴愛と2人きりになると「2人の関係はナチュラルで、みんなの前でオープンで、小さい頃から。そして今もまだ、続いていて。家族じゅうに見守られていて。私は、じんときた」と語った。
10代の頃、厳しすぎる母親の元を家出同然で出てきたユーコには、どんなことでも隠さず話し合える楡野家が眩しく映ったのだろう。思い起こせば鈴愛たちの師匠・秋風羽織(豊川悦司)もかつて、楡野家を「ここは桃源郷のようだ」と評し、わざわざ仙吉と酒を酌み交わすため梟町を訪れていた。
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