<半分、青い。>「これぞ鈴愛&律!」2人の“恋愛を超えた”関係に視聴者興奮!!
鈴愛と律の間に流れる余韻の正体
そんな“ナチュラルでオープン”な雰囲気は、楡野家のよさでもあると同時に鈴愛と律の関係を端的に表す言葉でもある。
大学時代の律の恋人・清(古畑星夏)を挟んだゴタゴタや、夏虫の駅での突然のプロポーズ、律の結婚で壊れそうにも見えた2人の関係だが、鈴愛が梟町に戻ってきて律と再会すると、すぐに「よ、出戻り」と軽口を叩いたり、家に電話して呼び出したり。すとんと元の幼なじみに戻ってしまった。
それでいて、鈴愛の告白まがいの一言に律は「ドキッとした」し、「気持ちには応えられない」「俺は既婚者だから」と前置きせずにはいられない。そんな鈴愛と律の微妙な関係が戻ってきたことに、視聴者からは「これぞ鈴愛&律だよね!」といった歓迎の声もあれば、「はがゆい…」「律の『ここではっきりさせておきたい』っていうのは、きっと自分自身にも言い聞かせてる。そういうところがキュンとする」「2人はくっつくの?くっつかないの?気になる!」といった期待の声も上がっている。
「半分、青い。」のスタート時、律を演じる佐藤健は会見で「律と鈴愛の関係はすごく微妙で。北川(悦吏子)さんがおっしゃっていたのは『ラブストーリーなんだけどラブストーリーじゃない、恋愛をするタイミングを逃してしまった2人、しかし恋愛を超越した何かによって結ばれている2人を描きたい』というもので。それがどういう愛の形なのかまだ僕には見えていないのですが、これから永野さんと見付けていけたらいいなと思います」と語っていた。
その余韻こそが、2人の関係の魅力だ。今回ユーコが「2人の関係はナチュラルで、みんなの前でオープンで、小さい頃から。そして今もまだ、続いていて。家族じゅうに見守られていて」と語った2人のありかた自体が、“恋愛を超越した何か”の答えの一つなのかもしれない。
11日放送の第114回では、「社長になる」と宣言した鈴愛が晴(松雪泰子)に金を貸してくれと懇願する。晴は大反対するが、鈴愛は仙吉の協力を得て実現したいと粘る。しかし、鈴愛が目当てにしていた晴の貯金は、晴と宇太郎の旅行資金であると知らされ、いったんは踏みとどまる。だが…。