<西郷どん>小栗旬&鈴木亮平に重なる2人の英傑の姿「雨漏り」シーンで絆が見える?

2018/08/18 08:00 配信

ドラマ インタビュー

色気あふれる“小栗龍馬”は「格好いい…!」と話題に(C)NHK


大河ドラマ「西郷どん」(夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)で小栗旬が演じている坂本龍馬が話題だ。

7月29日に放送された第28回で、主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)と出会った龍馬。

勝海州(麟太郎、遠藤憲一)を訪ねた吉之助を、勝の護衛を務める龍馬は「おまん、やっぱり偽物かえ?」と挑発する。

初対面こそ、いい雰囲気とは言えなかった二人だが、薩摩と長州の間を取り持つため結託し、やがて互いを信頼し合う関係になっていく。

演じている鈴木と小栗は共演数も多く、小栗いわく「干支一周くらい知っている」ほどの長年の知り合い。

大河ドラマ出演は今作で7度目となる小栗に、言わずと知れた幕末の風雲児である坂本龍馬役への思いや、鈴木とのエピソード、そして撮影現場の雰囲気などを聞いた。

柔らかい笑顔も魅力的な“小栗龍馬”(C)NHK


批判も評価もありがたく受け止めたい


――坂本龍馬をどのような人物として演じていますか?

龍馬が西郷さんに「俺は広い世界に出て商売をしたい」と宣言するシーンあるんですが、他の人が聞いたら「何を言っているんだ」と思われそうな言葉ですよね。

でも、龍馬自身は本気で、できることなら自分の見たことがない世界の全てを見たいと思っているんです。

僕が表現できているかは分かりませんが、その気持ちが見えるようにと思いながら演じています。

――見た目でも作りこんでいる部分はあるんでしょうか?

“懐手”は坂本龍馬の有名なクセだと思うので、隙があったらやるようにしています。

髪形は、演出の方に「髪の毛を結わずにいこう」と言われたので、こうなりました。でも、自分より身分が高くて、怒られそうな人の前に行く時だけは結ってます。

あとは、小刀は持たずに、大刀だけで過ごしていることも特徴かもしれません。

龍馬はピストル持っているし、「小刀いらねーだろ」って考えて持つのやめちゃった人だと思っています(笑)。

ただ、剣術に関しての作法や礼儀はすごく持っている人だと思うんです。だから一度、北辰一刀流の稽古をつけてもらって、刀の差し方などの基本は頭に入れています。

――龍馬役に決まったときはどのように思いましたか?

龍馬を演じたい方々は非常に多いと思います。僕自身も幕末の歴史を勉強した時に、一番格好いいなと思う人物なので、そんな役ができるのはすごくありがたいですし、うれしいです。

何にしても、僕が演じたら自分の“坂本龍馬”にしかならないので、批判も評価もありがたく受け止めたいなと思っています。

――龍馬を演じていて、尊敬するのはどんな部分でしょうか?

バイタリティーがすごいなと思います。

本当に自分の足しかない時代に、これだけの人に会いに行って、間を取り持つ役割をしていたということは、なかなか考えられないことですよ。

僕は影響を受けやすくて、こういう役を演じていると、「ちゃんと話す時は人に会いに行かないと」と思うんですけど、自分だけがそのモチベーションになっていると、なかなか会ってもらえないこともあるので難しいですよね(笑)。

今は電話やメールがありますが、昔はとにかく会うか、手紙を出すことしかできなかったですし、手紙は届いたのか分からないことも多かったと思うんです。

僕はそんな時代に生きていたら、結構早い段階で死んでたのかなと思います(笑)。

龍馬はそんなに言葉を話せなかっただろうに、「言葉なんか話せなくたってどうにでもなる!」と思って外国と商売をしようとしていたところがすごいですよね。

僕はアメリカとか行ったらビビっちゃって大変ですもん(笑)。

外国に行った時は英語にチャレンジしているんですけど、日本語で通したくなりますね。

僕の英語が全然通じない店員さんがいると、「もう英語使ってやんねー!」って思っちゃいます(笑)。

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