——原田眞人監督の現場についてはいかがでしたか? 厳しい現場という話がよく話題にあがっていますが。
「私自身は怒られたことはなかったですし、そこまで張り詰めた空気は感じませんでしたが、緊張感のある現場でした。声がすごく大きくて通るので、それはちょっと驚いたこともありましたね(笑)。大人数のエキストラさんも全部監督自身が仕切られていたので、すごいなと思いました」
——最後に、吉高さんはこの映画から、観客のみなさんに何を感じ取ってもらえたらうれしいですか。
「見て下さる方によって感じ方は違うと思うんですけど、私自身は、自分が正しいと思って貫いていることや、格言だったり思考だったりが、実は人をすごく傷つけたり、不快な思いをさせることもあるのかもしれないなって、ふと考えさせられる映画だなと思いました。自分では正義だと思っていても、それがエゴになっている場合もあるかもしれない。“本当の正義って何だろう?”とも思いました。なので、自分自身に置き換えてこの映画を見てもらえると、いろんな感じ方ができるんじゃないかと思います。ぜひ、楽しみに見て頂けたらと思います」
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