「ブラックユーモアがあるから面白い!」注目の若手落語家・小痴楽、わさび、吉笑が明かす落語の隠れた魅力とは?

2018/08/29 08:05 配信

バラエティー インタビュー

「負けたくない!」という気持ちはあります


――前回の放送を見た周りの方の反響はいかがでしたか?

小痴楽:評判が良かったですね。うちの(落語芸術)協会の師匠方には、「面白い番組に出ているよね」みたいな言葉を掛けていただきました。でも、先ほど(わさび)兄さんが言ったように、「たかだか二ツ目が何を言っているんだ!」って空気感もありましたけどね(笑)。

――お三方は落語会などでご一緒になられることもあると思いますが、お互いの印象はいかがですか?

もともと作家だったという立川吉笑。新作落語にはその才能が生かされている


吉笑:小痴楽兄さんは年下ですが、芸人というか、すごく落語家っぽい感じがします。わさび兄さんは自分と同じで新作もやられています。よく、お客さんからもらった3つのワードを盛り込んだ“三題噺”をやっていらっしゃいますが、自分はそれが得意じゃないのですごいなと。いろいろと勉強させていただいています。

毎月、“三題噺”に取り組んでいる柳家わさび


わさび:小痴楽さんは僕と入門が1年くらいしか変わらないのに、芸人として成熟されているなと。先輩方の立て方もうまいし、そういうところがすごいなと思います。ちょっとある種やんちゃなところがあるじゃないですか(笑)。でも、それも魅力になっているのが格好いいなと単純に思いますね。今の落語界の小痴楽さんのポジションは、小痴楽さんしかできない気がします。

吉笑さんは本(「現在落語論」)を出していますからね(笑)。私の名前も出していただいて…。新作の会で一緒になることがあるのですが、もともと作家さんだったのでそのスキルを踏まえた上での新作ですから貴重ですね。

柳亭小痴楽は落語芸術協会の二ツ目ユニット「成金」メンバーとしても活躍


小痴楽:僕は吉笑さんと一緒になることが多いですね。僕は新作をやらないので、吉笑さんの新作をお客さんの気持ちで聞いています。ロジックみたいなものがあるので、こちらの脳みそが試されたりするんです。お客さんを集中させるスタイルが出来上がっているので、一緒にやっていて楽しいですね。でも、その後に僕が高座に上がる時は、「負けたくない!」という気持ちはありますけど(笑)。

わさび兄さんも、独自のスタイルが出来上がっている。「自分はこういう芸風です!」っていうのがあって、雰囲気もうらやましいです。以前、僕の母親が別番組を見に来ていたんですけど、「わさびさんは面白い! あの人にはかなわないわ~。あんたが横に並んでも、勝負にならないから!」と言われましたからね(苦笑)。