――なるほど。中でも印象に残っている曲は?
あいみょんさんが作詞・作曲して、ふうかが歌う主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」です。
映画をやるまでは、あいみょんさんのことをあまり存じ上げなかったんですけど、映画をやってから曲を買って、移動中とかにずっと聞くようになりました。
最近は、あいみょんさんの他に大森靖子さんとかも聞いたりしていて、個人的には女性シンガーがブームですね。
――劇中では豪華アーティスト陣が提供したオリジナル曲を阿部さんや吉岡さんが歌っていますが、お二人の歌を聞いた感想をお聞かせください。また、千葉さんも歌ってみたいと思いますか?
阿部さんはグループ魂の時とはまた違った格好良さがありましたし、吉岡さんも格好良くて、アーティストとしても素晴らしかったです。
僕も映画だったら、ちょっと歌ってみたいなと思った瞬間はありました。吉岡さんがトレーニングされているのを拝見して大変だなとも思ったんですけど、うらやましい部分もありましたね。
――では、もしやるならどんな音楽に挑戦してみたいですか?
バンドをやってみたいです。バンドを組んでいる友達はたくさんいるので、コネでも使って組みます(笑)。
――阿部さんとは「殿、利息でござる!」(2016年)以来の共演になりますね。
阿部さんは、本当に大好きな先輩で、ご飯もご一緒させてもらったこともあって。僕、先輩とご飯行くことはほとんどなくて、役者だと阿部さんぐらいなんですよ。
だから自分の中ですごく居心地が良いのだと思いますし、一緒にいても本当に優しい方です。
お芝居の話は全然しませんが、僕が出ていた作品も見てくださったりしていて。今回はアーティストとマネジャーのようなレコード会社の担当という近しい役柄でうれしかったですし、阿部さんとご一緒している時は勝手に安心してました。
――吉岡さんとは初共演ですよね。
一緒のシーンは少なかったですけど、映画が出来上がったときに、最後の吉岡さんの歌うシーンを拝見して。シンと出会ってからの成長が伝わってきて、格好いいなと思いました。
――劇中でシンがふうかに言う「やらない理由を探すな!」という言葉はすごくメッセージ性が高いと思いますが、千葉さんは過去に“やらない理由”を探して逃げたことはありますか?
学生時代は、逃げまくっていました。漠然とやりたいと思うことがあっても、「田舎だから無理」と、やりたいことに対してうそをついていて。
バンドが好きだったのですが、周りで音楽をやっていた友達は結構いたのに、何で一緒にやらなかったのかって今は思います。
そこでもし何かに挑戦していたら、もう少し積極的な高校時代になったのかなとか…。人に対して積極的になれないところや、格好つけて逃げている部分はあったのかなと思いますね。
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